初出 2009~2014 伊藤潤二朝日新聞出版社NEMUKIコミックス<収録短編>布団木造の怪富夫・赤いハイネック緩やかな別れ解剖ちゃん黒い鳥七癖曲美耳擦りする女新・闇の声潰談以来、8年ぶりとなるホラー短編集。才能というのは枯渇していくものなのだ、という誰もが認めたくは ...

南アフリカ/イギリス 2017監督、脚本 ジョー・ミアーレ謎の機械兵団に占領された世界で生き抜こうとする、記憶喪失の兵士と女医師を描いたSFアクション。はっきり言ってプロットはありがちです。ちょっと考えただけでも似たような作品は星の数ほど脳裏をよぎる。ところがど ...

オーストラリア 2016監督 ガース・デイヴィス原作 サルー・ブライアリー不意なアクシデントから国をまたいで生き別れとなった母子の再会までを描いた物語。ネットの弊害が声高に叫ばれがちですが、こういう作品を見ると、テクノロジーの進歩って素晴らしい!などと、70年 ...

ベルギー/フランス 2016監督、脚本 ダルデンヌ兄弟診療時間外の訪問者に居留守を使った女性医師の後悔を描いた作品。なんで後悔してるのか、というと、その訪問者がその後殺害されちゃったから。「あの時、私が扉を開けていればあの娘は死を免れたのに・・・」って訳です。 ...

イラン 2015監督、脚本 ジャファル・パナヒイラン政府から20年間の映画監督業禁止令と海外渡航禁止令を下されているパナヒ監督が「じゃあ、映画じゃなきゃいいんだろ?」とばかりに開き直って撮影に臨んだドキュメンタリータッチな一作。80年代初頭に笑福亭鶴瓶が「突然ガ ...

スペイン 2016監督、脚本 ラウール・アレバロ過去に発生した銀行強盗事件に端を発する、ある男の復讐を描いた作品なんですが、はっきり言って邦題、なにをやらかしてくれてんだ お前は!ってレベルでネタバレかましててほんと許せなかったりします。どうしたって避けようが ...

アイスランド/デンマーク/ドイツ 2006監督 バルタザール・コルマウクル原作 アーナルデュル・インドリダソン孤独な老人の殺害事件を追う、やさぐれた中年刑事を描いたミステリ。彩度を落とし、ざらついた質感の寒々しい映像はいかにも北欧映画だなあ、って感じでしたね。 ...

えー前回、クリーンエネルギーの象徴である風力発電を見に行ってきたんで、今回はその真逆、稼働してるだけで色々しゃれにならんものを排出する原子力発電所をちょいと見物に行ってきました。覚えてる人がいるかどうかはわからんのですけど「次回予告」の意味はそういうこと ...

カナダ 2015監督 パトリシア・ロゼマ原作 ジーン・へグランド人里離れた山奥で、父親と3人で暮らす姉妹の「停電後」のサバイバルを描いたSF。作中で特に言及されてないんでよくわからないんですが、やけにテクノロジーが進化してるんで、多分、少し未来のお話なんだろうと ...

オーストラリア 2016監督、脚本 ニコラス・ヴェルソハロウィンの夜に起きた奇妙な出来事を描いたダーク・ファンタジー、と喧伝されてますが、別段ファンタジーってほどでもないんじゃないの?というのが正直なところ。せいぜい「奇談」程度ですね。この世あらざる世界に紛 ...

アメリカ 2016監督、脚本 ケネス・ロナーガン救われない暗い過去を持つ男が、甥っ子の後見人に指名されたことでもう一度自分の人生を見つめ直そうとする物語。なんといってもドラマ作りのうまさ、それに尽きるでしょうね。説明っぽいことは一切やらずに、見てるだけで全部 ...

オーストラリア/アメリカ 2016監督 メル・ギブソン脚本 ロバート・シェンカン、アンドリュー・ナイト銃を持つことを断固として拒否しながらも戦場に赴くことを志願した実在の人物デスモンド・ドスの、衛生兵としての生き様を描いた戦争ドラマ。まーしかし本当にこんな人 ...

日本 2017監督 三池崇史原作 沙村広明ま、原作をダイジェスト的に映像化してみました、って感じかな、と。お読みなってる方はご存知かと思うんですが、そもそもですね、原作からして時代劇のリアリズムみたいなものは欠落してるんですよね、実はこの作品って。原作者であ ...

アメリカ 2016監督 スティーブン・シャインバーグ脚本 ブライアン・ネルソン何の前触れもなく拉致、監禁され、奇妙な人体実験を密室にて強いられるシングルマザーの恐怖を描いたスリラー。どうせありがちなシチュエーションホラーでしょ?などと、舐めてかかってる部分も ...

アメリカ 2016監督 ポール・シュレイダー原作 エドワード・バンカー服役仲間の3人組が一攫千金を狙って裏の仕事に手を出すが、そううまく事が運ぶはずもなく・・・ってなクライムサスペスンス。何と言っても既視感の強さ、これ、半端じゃないです。そりゃ良く言えば「初期 ...

10月の初めぐらいぐらいなんですが三重県の伊賀市へ行ってきました。いわゆる伊賀忍者の里で有名なところですね。道中の写真。すでに伊賀市に入っており、電車の駅も近かったりするんですけどね、いやあ、見事に何もない。えーと、忍者はドコデスカ。伊賀鉄道の駅が目的地に ...

2000年初出 太田垣康男小学館ビッグコミックス 1~22巻(以下続刊)SFが現実と地続きで、ありえたかもしれない世界を描くものだとするなら、0年代において最も優秀な1作と言えるのがこの作品でしょうね。やっぱり現代を生きる我々にとって、60~80年代が夢想した「宇宙の旅 ...

まあ、この時代らしいオーセンティックなブリティッシュ・ロックをやるバンドかと。スコットランド出身らしいんですが、音に地域性はあんまり反映されてないですね。70年代に6枚のアルバムを発表して、その後沈黙、近年復活を遂げたようですが、私が聞いたのはこの1枚だけ。P ...

アメリカ 2004監督、脚本 エリック・ブレス、J・マッキー・グルーバー時間を遡行できる能力を持った男が「過去の改変」に手を染め、袋小路に追い込まれていく様子を描いたSFサスペンス。この作品ならではの設定と呼べるのは、過去に第三者としてタイムスリップするのではな ...

アメリカ/日本/カナダ/フランス 2006監督 クリストフ・ガンズ脚本 ロジャー・エイバリーコナミの人気ゲームを映画化した作品。私の知る限りでは、ゲームを映画化したタイトルで唯一の成功例がこの一作なんじゃないか、と思いますね。監督が明晰だったのは、ゲームの世界観 ...

カナダ/フランス/アメリカ 1977監督 ニコラス・ジェスネール原作 レアード・コーニッグイギリスからアメリカの閉鎖的な村に引っ越してきた父娘の「奇妙な生活」を描いたスリラー。何が奇妙か?というと13歳の少女が学校にも通わず、いつも家にいること、そして居るはずの ...

イタリア 2016監督、原案 パオロ・ジェノベーゼホームパーティに集まった7人が、ちょっとした意地の張り合いから自分たちのスマホを一斉にテーブルに差し出し、着信やメールを見せ合う羽目になる様子を描いたブラック・コメディ。しかしまあ、バカなことをするもんだなあ、 ...

イギリス/オーストラリア/アメリカ 2017監督 ガイ・リッチー原案 デビッド・ドブギン、ジョニー・ハロルド「アーサー王と円卓の騎士」があまりに有名な、アーサー王伝説の王位奪還までを描いたアクション・ファンタジー。えっ、ガイ・リッチーがファンタジーやるの?と最 ...

どっちかというとプログレファン以外の支持のほうが高そうな気もするバンドなんですが、この音を食わず嫌いで済ますのはあまりにもったいない、というのが偽らざる本音。フォーク・ロック風であるとか、アグレッションに欠けるとかコアなリスナーからすれば物足りなさもある ...

アメリカ 2016監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ原作 テッド・チャン地球外生命体とのファースト・コンタクトを描いたSF大作。ある日、何の前触れもなく世界各国12箇所に飛来し、そのまま立ち去る気配のない巨大な柿の種みたいな宇宙船。定刻になると宇宙船下部のドアが開き、侵 ...

アメリカ 2017監督、原案 ジェームズ・マンゴールドさて実は私、X-MENシリーズにほとんど関心を持ってない、という人でして。一応、最初期の1作か2作は見た記憶があって、そのおかげでウルヴァリンというキャラは知ってるんですけど、X-MEN全体の物語の流れはさっぱりわか ...

アメリカ 1991監督 ジェフ・カニュー原作 サラ・パレツキータフで男勝りな女探偵の活躍を描いたサスペンス。一応原作はサラ・パレツキーの代表作と言われているV・I・ウォーショースキーシリーズの第2作「レイクサイドストーリー」らしいんですが、主筋となる海運業の利権 ...

アメリカ 1982監督 リドリー・スコット原作 フィリップ・K・ディックかの有名なディックの小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」を映画化した作品なわけですが、やっぱり原作を通過した人間からすると、なんか物足りない、ってのはどうしてもあるでしょうね。あくまで ...

アメリカ 2012監督、脚本 ジェフ・ニコルズ少年二人組と、川の中州に浮かぶ無人島に隠れ住む謎の男との奇妙な交流を描いた作品。やっぱりジェフ・ニコルズって人は優れたストーリー・テラーだなあ、とつくづく思いましたね。まあ、定形でパターン、と言えばそうかもしれま ...

いかにも70年代なブリティッシュハードロックだなあ、と思ったのが一般的に代表作だと言われているセルフタイトルのbabe ruth(1975)タイトな演奏の整然としたロックアルバムで、これはこれで悪かないんですけど、個人的にはあんまり心の琴線に触れるものがない。英国ロック ...

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