アメリカ 2017監督、脚本 ダーレン・アロノフスキー配給元であるパラマウント社の意向で日本公開が見送られたいわくつきの作品。やれ、問題作だ、衝撃作だ、全米では非難が殺到した等、外野の声ばかりが先行して聞こえてくる作品ですが、私個人の結論からいうと「それほど ...

ポーランド 1977(1987)監督 アンジェイ・ズラウスキ原作 イェジー・ズラウスキ1977年に膨大な制作費を投じて制作されるも、当時のポーランド政府文化庁の弾圧により公開中止に追い込まれたいわくつきのSF大作。その10年後、規制が緩和されたのを見計らい、監督のズラウ ...

1997年初出 遠藤浩輝講談社アフタヌーンKC 全18巻致死性の高いウイルスの大流行にさらされ、帝国主義的な社会に変貌を遂げた近未来を描くSF大作。黄金期のアフタヌーンを支えた一作と言ってもいいでしょうね。当時、第一話を読んで「こりゃちょっとすごい新人が出てきた」 ...

1979年初出 石川賢双葉社アクションコミックス週刊漫画ゴラクに連載されていた連作長編を双葉社が00年に再単行本化したもの。落語でおなじみの熊さん八っつあんがドタバタ劇を繰り広げる艶笑コメディなんですが、そこは石川賢ですんで舞台は宇宙。なんせなめくじ長屋が単独 ...

セルビア/イギリス/アメリカ 2016監督、脚本 エミール・クストリッツア世界三大映画祭を制覇した経歴を持つボスニア・ヘルツェゴビナの監督兼俳優、クストリッツア9年ぶりの新作。私は彼の作品をこれまで一度も見たことがないんですが、なんとも不思議な映画を撮る人だなあ ...

1978年初出 石川賢双葉社アクションコミックス76年~79年の4年間で廃刊した漫画ジョーという青年漫画誌に掲載された、同主人公の短編を集めたもの。かつてはオハヨー出版という謎の出版社から同タイトルで単行本化されてましたが、何をとち狂ったのか00年に双葉社が「時元忍 ...

アメリカ 2017監督、脚本 ジョーダン・ピールとても本業がコメディアンである人の初監督作だとは思えぬぐらい、完成度の高い1作だと思います。シナリオが恐ろしく緻密なのにも舌を巻いたんですが、私が最も驚いたのは、主人公クリスが囚われの身となる事件の真相が明らかに ...

ドイツ/オーストリア 2016監督、脚本 クリス・クラウスラジカルで無鉄砲な既婚中年男と、エキセントリックでぶっ飛んだ女子学生の奇妙な恋を描いた作品。まあ、なんと言えばいいのかよくわからん作品ではありましたね。物語の背景にあるものは結構なレベルで深刻です。主人 ...

カナダ 2017監督、脚本 カロリーヌ・ラブレシュ、スティーヴ・レオナール半径15メートル以内に侵入した生物と言う生物をすべて即死させてしまう男を描いたSF。ただし、虫とか微生物はどうなのかわかりません。作中で言及されてないもので。けど、犬猫は言うに及ばず、鳩と ...

アメリカ 2016監督 キーラン・ダーシー=スミス脚本 マット・クックメキシコとの国境線近くの河に流れ着く死体の謎を追って、ある町に潜入捜査するよう命じられたテキサス・レンジャーを描く西部劇。私はあんまり西部劇に詳しくないんで断言できないんですが、テキサス・ ...

スウェーデン/デンマーク 2016監督、脚本 ヨハネス・ニホーム頭骨が変形する難病を抱えて産まれてきた男性の青年期を描いた人間ドラマ。主人公リカルドなんですが、頭骨の変形のせいで視野が普通の人より狭く、言葉も上手に喋れない障害者です。父親は行方不明、母親はリカ ...

イギリス 2017監督 マシュー・ヴォーン原作 マーク・ミラー、デイヴ・ギボンズ前作もさして高くは評価してなかった私ですが、あまりに「面白かった」と称賛する人が多いので、なにか変わったのかな?と手にとってみたわけですが、ああ、うん、はい、何も変わってませんね ...

久しぶりにお出かけしてまいりました。えー今年の1月から丸3ヶ月空いたわけですが、なんでこんなに期間が空いたのか、というと寒かったからだっ!だってあなた、西日本は32年ぶりの極寒って連日報道されてるのに出かける気になりますか?出かけませんよね?いや、マジで。普 ...

アメリカ 1987監督、脚本 ジョン・ヒューズ感謝祭の夜、出張先から家族のもとに帰ろうとするサラリーマンを待ち受ける、不運の連続を描いたコメディ。邦題のP.T.A.は原題であるPLANES, TRAINS & AUTOMOBILESの頭文字をとったもの。なんだかいまいち意図の汲み取りにくいひ ...

アメリカ 1946監督 ハワード・ホークス原作 レイモンド・チャンドラーレイモンド・チャンドラーの処女長編であり、傑作と名高い「大いなる眠り」を映画化した作品。監督はハリウッド史上、最高の名監督と評されるハワード・ホークス。主演はトレンチコートに紙巻たばこの ...

フランス/ベルギー 2016監督 レベッカ・ズロトヴスキ脚本 レベッカ・ズロトヴスキ、ロバン・カンピヨ霊と交流できると告白し、のちに一大心霊ブームを巻き起すアメリカのフォックス姉妹を題材とした実話もの。調べた限りでは史実に忠実に映画化している、というわけではな ...

ロシア 1979監督 アンドレイ・タルコフスキー原作 ストルガツキー兄弟ある日突然、街中に現れた不可侵領域「ゾーン」への侵入を試みる男たちの物語。さて、ゾーンが一体なんであるのか、詳しくは作中で語られていません。隕石の落下後に産まれた空間だとか、そうじゃない ...

アメリカ/メキシコ 1973監督、脚本 アレハンドロ・ホドロフスキーカルト映画の金字塔として名高い一作。ホドロフスキーの代表作としてこの映画を挙げる人も結構いたり。まあ、ぶっちゃけ狂ってますよね、思わず笑ってしまいそうになるレベルで。普通に映画を見る感覚で視聴 ...

スペイン/アメリカ 2012監督 J・A・バヨナ原案 マリア・ベロン2004年に発生したスマトラ島沖地震による津波被害を実話ベースで描いた作品。カメラが追うのは偶然タイのリゾート地を訪れていたヨーロッパ人家族。なんの予兆もなく襲ってきた濁流にすべてを飲み込まれ一家離 ...

イギリス 1984監督 マイケル・ラドフォード原作 ジョージ・オーウェル1949年に発表された、ディストピアSFの嚆矢とも言われるオーウェルの小説を映画化した作品。1956年に一度映画化されてるんですが、そちらは未見。どっちかというと1956年度版のほうが評価は高いみたい ...

アメリカ 1970監督、脚本 レナード・カッスルアメリカ犯罪史上にその名を残す、レイ&マーサの殺人鬼カップルをモデルとして制作された実話ものサイコ・サスペンス。カルト的人気を得て、これまでタイトルを変え3度リメイクされてます。いちばん有名なのはジョン・トラボル ...

イタリア 2015監督、脚本 長谷井宏紀はて、なんでイタリアで制作されてるのに映画の舞台がフィリピンなんだろう?と疑問に思ったんですが、調べてみたら、ヴェネツィア・ビエンナーレ(現代美術の国際美術展覧会を開催してる財団)&ヴェネツィア国際映画祭が映画の制作費 ...

アメリカ 2017監督 ザック・スナイダー原案 ザック・スナイダー、クリス・テリオまあ、シンプルに善と悪の戦いを集団競技的に描きました、みたいなところでしょうか。私は前話にあたる「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」を見てないんで、細かいあらすじ ...

日本 2017監督 黒沢清原作 前川知大劇団イキウメの舞台劇を映画化した作品。原作が舞台だったなんて全く知らなかったので、てっきり私は「こりゃ黒沢版ボディ・スナッチャーズ/恐怖の街(1956)に違いない!」などと一人興奮してたりなどしたんですが、壮大な早とちりでご ...

スペイン/コロンビア 2016監督、脚本 アテム・クライチェ・ルイス=ソリヤ環境汚染著しい地球を捨て、新たな新天地を目指し、たった一人で恒星間宇宙飛行を続けるうら若き女性の孤独を描いた宇宙SF。宇宙船で産まれたヒロイン、エレナは船が目的地に到着する20年後までずっ ...

スペイン 2016監督 ロドリゴ・ソロゴイェン脚本 ロドリゴ・ソロゴイェン、イサベル・ペーニャマドリードで発生した連続老女殺害事件を追う、二人の刑事を描いたサスペンス。おおむねバディもの、もしくは刑事ものと考えていいように思います。被害者側、犯人側のドラマに ...

アメリカ 2017監督 アンディ・ムスキエティ原作 スティーブン・キングなるほど、こうきたか、と。キングの原作は読んでないんでわからないんですが、キングが小説でやりたかったことに近い出来なのでは、と私は思ったりしました。特筆すべきは「怖さ」のみを追求すること ...

イギリス/アメリカ/フランス/ベルギー 2016監督 トミー・ウィルコラ脚本 マックス・ボトキン、ケリー・ウィリアムソン人口爆発による食糧危機を迎えた2073年の欧州を舞台に、一人っ子政策が施行された管理社会を描くディストピアSF。元ネタになってるのは2015年に廃止され ...

イギリス 2016監督 ロジャー・スポティスウッド原作 ジェームズ・ボーエンヤク中のストリートミュージシャンが野良猫との出会いによって再起する姿を描いた実話ベースの作品。原作に登場する猫のボブがそのまま本人(本猫?)役で登場してることが話題をさらいました。ま ...

フランス 2016監督 ポール・バーホーベン原作 フィリップ・ディジャンタイトルがひっこむや否や主人公であるミシェルが暴漢に押し倒され、陵辱されるシーンでいきなり物語の幕が切って落とされ度肝を抜かれます。ミシェルを演じるのは御年65歳のイザベル・ユペール。フラ ...

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