スウェーデン/アメリカ 2016監督、脚本 ダニエル・シュナイナート、ダニエル・クワンなんともまあふざけてるというか、わけのわからん映画だなあ、と。発想の奇抜さ、プロットの独創性が抜きん出ていることだけは確か。なんせ無人島に漂着した死体が、時を経るうちにポツポ ...

アメリカ 2017監督 デヴィッド・リーチ原作 アンソニー・ジョンストン/サム・ハート2012年に発表された北米のグラフィック・ノベル「The Coldest City」を映画化した作品。簡単に言っちゃうなら昨今流行りのスパイもの、女主人公版、といったところでしょうか。ベルリンの ...

アメリカ 2017監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ原案 ハンプトン・ファンチャーブレードランナーの続編として、捜査官デッカードと女レプリカントの行く末に焦点を当て、別の角度から話を膨らませていったのは正解だったと思うんです。えてしてこういう有名作の続編となると、同 ...

アイスランド 2016監督 バルタザール・コルマウクル脚本 バルタザール・コルマウクル、オーラフル・エギル・エーギルソン娘の連れてきた彼氏が定職にもつかぬドラッグの売人だと知った父親の、アウトサイドな実力行使を描いたサスペンス。ちょっとホラー寄りな内容なのか ...

アメリカ/カナダ 2017監督 ディーン・イズラライト脚本 ジョン・ゲイティンズ日本ではおなじみの「戦隊ヒーローもの」をローカライズしたアメリカのテレビドラマ、パワーレンジャーの劇場映画版。ちょっとややこしいんですが、東映の手がける子供向け特撮シリーズを改変し ...

韓国 2013監督、脚本 ヨン・サンホ韓国発の大人向け社会派アニメ。ダム建設のため水没することが決まっている寒村に突然やってきた宗教団体と、村人たちの関わりを描いた作品。で、このアニメのミソが「宗教団体は詐欺師集団である」という前提。ただし、その真相は村で嫌 ...

フランス 2016監督 ニコラ・ブナム脚本 ニコラ・ブナム、フレデリック・ジャルダン、ファブリス・ロジェ・ラカン電子制御された最新式の自家用車が高速道路で故障、時速160キロで暴走し始めて止まれない、さあどうする!ってな、コメディ。アイディアそのものは非常にシン ...

2007年初出 押切蓮介講談社シリウスKC 1~8巻(全13巻)学園ものホラーコメディであり、幽霊退治もの。なんといってもこの作品が独特だったのは、霊を「物理的」に攻撃することの出来る格闘系女子のリーダーが居る、という設定でしょうね。これって、ほんとありそうでなか ...

2010年初出 押切蓮介幻冬舎バーズコミックス 全2巻すべての著作を追っているわけではないんですが、おそらく作者の最高傑作と言っていい一作なのではと確信する次第。いわゆるホーンテッド・ハウスものなんですが、この作品がすごかったのは、ホラーのセオリーどおり転居し ...

2014年初出 中平正彦集英社画楽コミックス 1巻(以下続刊)ある日突然、町を覆った奇妙な壁の内側で、得体の知れない怪物達と生き残りをかけて戦う羽目になる高校生を描いたSFバイオレンス。物語のお膳立てだけに着目するなら、どこか「ハカイジュウ」と似ていたりもします ...

1990年初出 小池一夫/叶精作集英社ビジネスジャンプコミックス 全34巻美術界の闇と戦う天才的美術品鑑定家、柳宗厳の暗躍を描いたクライム・アクション。簡単にまとめてしまうなら、小池一夫お得意の手口、それこそ傷負い人ぐらいから(I・餓男から、と言ってもいいかも) ...

2015年初出 とりのなん子講談社イブニングKCDX 上、中(全3巻)モーニング誌上で15年以上もの長期連載を誇るエッセイ「とりぱん」で知られた作者、初のオリジナル長編。よく知ってる漫画家のつもりだったんですが、いざページをめくってみて軽く違和感、こんな絵を描く人だ ...

2002年初出 小田扉太田出版架空の街、江豆町に暮らす人達の奇妙な風俗や生活習慣を描いた虚構SF。やりたかったことはわかります。ギャグの文脈で仮想現実っぽいことをやらかして、それをシュールな笑いに変えたかったんでしょうけど、まあ、こういうのってやっぱりなかなか ...

2001年初出 小田扉実業之日本社マンサンコミックス1話8ページほどの連作刑事ものコメディ。まあ、ベタといえばベタです。作者らしい、というより、刑事ネタでギャグ漫画やるならこういう感じにせざるを得ないだろうな、って感じ。小田扉独特の間、オチてるのかオチてないの ...

1999年初版 永野のりこアスペクトコミックス「GOD SAVE THE すげこまくん」や「電波オデッセイ」で名を馳せた作者の、実体験をもとにした育児エッセイ。普通に可愛くて微笑ましいです。初めて子供を授かったお母さんの混乱ぶりやドタバタは読んでて楽しいですし、のんちゃん ...

2000年初出 石川賢小学館ikkiコミックス蒙古帝国の大船団(文永の役)に戦いを挑む、謎の暗殺者集団を描いた仮想歴史群像劇。元寇の裏側には実はこんな連中の暗躍があった!って、作者はやりたかったんだろうと思うんですが、うーん、やっぱりね、毎度のことながら緻密な舞 ...

2010年初出 道満晴明小学館ikkiコミックス 全3巻8ページほどのショート・ストーリーを39編収録した短編集。各話に関連性はなく、それぞれが独立した内容となってますが、しいていうならニッチな趣味であったりマイノリティーに焦点を当てたお話が多いように思います。ギャ ...

2012年初出 三部けい角川書店コミックエース 全8巻ベースにあるアイディアはバタフライ・エフェクト(2004)と同じだと思うんです。本作では「再上映」という言葉で過去への時間遡行を表現してますが、成人である主人公の意識がそのまま過去の自分に憑依する仕組みも映画と ...

2017年初出 浅野いにお小学館ビッグコミックスああ、浅野いにお、疲れてるなあ、とつくづく思いましたね。まあ、自叙伝的内容と捉えていいんでしょうけど、はっきりいってこんなこと描かなくていいし、漫画化しなくていいと私は考えるわけです。でも本人は描かなきゃ進めな ...

2017年初出 佐藤洋寿徳間書店ゼノンコミックス 1巻(以下続刊)前作、スズキさんはただ静かに暮らしたいから一転してホラー。いわゆるヴァンパイアもので、主人公である女吸血鬼に使役される少年の悪夢を物語の軸としてストーリーを進めていきたい様子ですが、これがねー、 ...

2016年初出 横尾公敏幻冬舎バーズコミックス 1巻(全2巻)タイトルにハートを奪われた、ってのはありますね。なんせ仏像+パンクだし。いまだかつてここまで畑違いなものをくっつけて敬虔をあざ笑った書名があっただろうか!とあたしゃ軽く震えたほど。これがインディーズの ...

2014年初出 吉川景都少年画報社YKコミックス 1~2巻(以下続刊)戦前の東京を舞台に、奇獣と呼ばれる「あやかし」を売る謎の商人と、帝大生である主人公の奇妙な関わりを描いた作品。悪くはないです。悪くはないんですが、やっぱり既視感が強い。「奇獣」と呼称を変えちゃあ ...

イラン/フランス 2016監督、脚本 アスガー・ファルハディはて?何故この映画のタイトルがセールスマンなんだろう?というのが見終わって最初に思ったことでしたね。主人公夫妻は劇団員で、ダンナの職業は教師ですし。他の登場人物にセールスマンがいるわけでもない。劇中劇 ...

韓国 2016監督 ヨン・サンホ脚本 パク・ジュスク韓国発のゾンビ映画。えー正直申しまして、前評判の高さを知りながらも実はなめきっておりました。もうね、ゾンビものでなにか新しいことができるとは到底思えなくて。嚆矢たるナイト・オブ・ザ・リビングデッド(1968)か ...

アメリカ 2017監督 ルイス・プリエト脚本 クネイト・リー突然我が子を目の前で誘拐された母親の、決死の追走劇を描いたサスペンス。上手だな、と思ったのはハル・ベリー演じる母親を「なんら特技を持たぬごく普通の女」として最後まで描ききってたことですかね。よくやり ...

アメリカ 2017監督、脚本 エドガー・ライト天才的なドライビングテクニックを買われて、強盗団の逃がし屋として悪事に手を染める主人公ベイビーの恋路の行方を描いた作品。あらすじだけ追ってるとドライヴ(2011)みたいな感じなのかな?と先入観を抱きがちですし、事実似 ...

これは私がお出かけ日記をブログでやり始めた頃の話なので、かれこれ3年近く前の出来事となる。ネットをうろうろしていて、偶然私の目に「奈良県十津川村の温泉は、全施設が源泉かけ流し」との文字が飛び込んできたのがその発端であった。ご存じの方も多いかと思うのだが、京 ...

カナダ 1988監督 ティボー・タカクス脚本 マイケル・ナンキン庭に偶然空いた穴から悪魔らしき怪物がわさわさ這い出てきててんやわんや(死語)って映画。さて、なぜ庭の穴から怪物が這い出てきたのか?それはひとえに悪魔を召喚すると言われる石を主人公少年が割ってしま ...

アメリカ 2016監督 ヴィンセント・マシャーレ脚本 ルーク・バーネットホラー映画オタクな主人公が、これまでにない恐怖を味あわせてくれると評判なイベント会社に申し込んで、結果的に「これは嘘か誠か?」とオタオタする話。まあ、早い話がフィンチャーが手がけたゲーム ...

1986年初版 板橋しゅうほう東京三世社マイコミックス 全2巻人類が地球以外にも居住領域を広げた宇宙時代を舞台に、アルハザード奇脳本と呼ばれる生きている本をめぐる駆け引きを描いたアクションSF。なんせ宇宙ステーションで錬金術なんて単語がいきなり飛び出してくるのだ ...

↑このページのトップヘ