アメリカ 2004監督 アレックス・プロヤス原作 アイザック・アシモフやっぱりSFはこうでなくちゃなあ、と一人頷いたのがこの作品。もはやSFの世界では古典と言えるアシモフの原作を、脚本家やらプロヤス監督がいじくりたおして完成にこぎつけたらしいんですが、温故知新と ...

イタリア 2016監督、脚本 ジュゼッペ・トルナトーレ亡くした恋人から届くメールや動画などの「想いの残滓」を、少しばかりのミステリで味付けした作品。プロットは独特だった、と思います。病気のせいで先立ってしまった老齢の男性が、残した恋人の傷心を気遣うあまり生前 ...

スペイン 2012監督、脚本 オリオル・パウロ遺体安置所から忽然と消えた死体の謎を追うサスペンス。結論から先に書いちゃうと、決して悪くはないんです。悪くはないんですが、引っかかる点がいくつかあって。それが私のこの作品に対する評価をどうにも難かしくさせてます。 ...

スペイン 1983監督、脚本 ペドロ・アルモドバルつぶれかけた修道院をなんとか立て直そうとあがく5人の尼僧の、ぶっ飛んだ共同生活を描くコメディタッチの作品。とりあえず国民の94%がカトリック教徒であるスペインで、よくぞここまで尼僧を茶化したものだな、と思います。 ...

1993~94年初出 伊藤潤二朝日ソノラマハロウィン少女コミック館<収録短編>血玉樹首吊り気球あやつり屋敷初読時、あまりの奇想とおぞましさに強烈な衝撃をうけたのが表題作「首吊り気球」。一体何をきっかけにすれば、首を吊ろうと襲って来る気球の話なんて思いつくのか、 ...

1993年初出 伊藤潤二朝日ソノラマハロウィン少女コミック館<収録短編>超自然転校生うめく排水管双一の誕生日富江・復讐「超自然転校生」も悪くはないんですが、やはり表題作「うめく排水管」につきるでしょうね。排水管にストーカーが潜む、ってどこのデタラメなSFなんだ ...

アメリカ 2014監督、脚本 ノア・バームバック中年夫婦と若夫婦の世代を超えた交流を描いた作品。中年夫婦の方は旦那であるジョシュがドキュメンタリー専門の映像作家、奥さんが映画プロデューサー、若夫婦のほうは旦那であるジェイミーが映画監督志望、奥さんはそれをサポ ...

アメリカ 2016監督 ギャビン・オコナー原案 ブライアン・ダッフィールドタイトルの「ジェーン」ってのはやはり「シェーン」のもじりというか、女版シェーンをやろう、という制作側の意図があってのことなんでしょうかね?原題はJANE GOT A GUNだからそりゃ勘ぐり過ぎか。 ...

スペイン 2015監督 アルベルト・ロドリゲス原作 マヌエル・セルダン1990年代、実際にスペインで起こった巨額詐欺事件を映画化した作品。前半、ちょっとわかりにくいです。時系列が前後する構成のせいもありますが、やはりお国柄もあってか、制度、法律が日本とは微妙に違 ...

えー去年の12月ぐらいのことなんですが、滋賀県の坂本から徒歩で比叡山に登ってまいりました。目的地は比叡山延暦寺。写真は道中にあった日吉大社。中に入るだけで参拝料を取られるみたいなので華麗にスルーすることにする。日吉大社の南側に隣接する石段から比叡山延暦寺ま ...

アメリカ 2015監督 カリン・クサマ脚本 フィル・ヘイ、マット・マンフレディ長い間音信不通だった旧友のホームパーティに参加した男女8人の戦慄なパーティエンドを描いたスリラー。序盤における、まともなのは主人公なのか、それとも主催者側の女なのか、一向に真相をほの ...

インド 2014監督 ラージクマール・ヒラニ脚本 ラージクマール・ヒラニ、アブヒアット・ジョシ地球を観測するために、他天体からインドにやってきたPKが巻き起こす大騒動を描いたSFコメディ。まあその、一応便宜的にSFコメディ、とは書きましたが、実際の内容はコミカルな ...

アメリカ 2016監督、脚本 バー・スティアーズジェーン・オースティンの有名な恋愛小説「高慢と偏見」にゾンビを登場させてみる、という離れ業をやってのけた一作。着想の奇抜さは評価されてしかるべきでしょうね。ゾンビ映画が乱立しまくってもはや立ち腐れ気味な昨今、な ...

1992年初出 伊藤潤二朝日ソノラマハロウィン少女コミック館<収録短編>落下相部屋旅館布製教師押切異談・壁双一シリーズが表題作で一遍収録。あんまり好きじゃないシリーズであることは以前にも書いたんですが、今回に限っては着想が結構ぶっ飛んでて意外と悪くない。なん ...

アメリカ 2015監督 チャーリー・カウフマン、デューク・ジョンソン脚本 チャーリー・カウフマン接客サービス業界で成功者として著書を発刊するするほどの有名人である主人公が、公演のために訪れたホテルで偶然出会った女性との、一夜の邂逅を描いた作品。この作品、実写 ...

デンマーク 1999監督、脚本 ニコラス・ウィンディング・レフン主に、嫁の兄貴と色々こじれてしまった義弟の煩悶、凶行を描いた作品。サスペンスといえばサスペンスかもしれませんし、心理ドラマといえば心理ドラマかも。ストーリーは義弟と兄貴の確執を徐々にあぶり出して ...

アメリカ 2015監督 ロビー・ピカリング脚本 オーレン・ウジエルエイリアンが地球に攻め込んできてさあ大変!ってなときに、立ち向かえるのはハイスクールボーイと女吸血鬼とゾンビだけだった、という奇想天外なプロットに惹かれて見てみたんですが、ああライトノベル。し ...

イタリア/スイス/ドイツ 2014監督、脚本 アリーチェ・ロルヴァケルイタリアの片田舎で養蜂家を営む一家を描いた家族ドラマ。焦点が当てられているのは一家の長女であり、父親の片腕とも言えるほど養蜂に長じたジェルソミーナの気持ちの移り変わり。まあ、彼女の成長物語、 ...

アメリカ 2014監督 アンソニー・ディブラシ脚本 アンソニー・ディブラシ、スコット・ポイリー移転が決定し、翌日には無人になる古びた警察庁舎で、最後の夜勤をたった一人で務める新人女性警官が遭遇した怪異を描いたホラー。元ネタになってるのはジョン・カーペンターの ...

アメリカ 2015監督、脚本 ジョエル・エドガートン偶然地元の町で再会した高校時代の同級生から、なぜか次々と贈り物が届くことに戸惑う夫婦を描いたスリラー。いや、これ単純に驚かされましたね、あまりによく出来てて。ジョエル・エドガートンという俳優に決して詳しいわ ...

ベルギー 2008監督 エリク・ヴァン・ローイ脚本 バルト・デ・パウパーティーの夜、とある豪奢な一室を前にして、4人の男たちに1人の男が弁舌をふるう。「どうだ、いい部屋だろ?実はこの部屋の鍵は5つある。何に使うかは俺たち5人それぞれの自由さ。どうする?この鍵を受 ...

スペイン/アルゼンチン/フランス 2016監督 ダニエル・カルパルソロ脚本 ホルヘ・ゲリカエチェバァリア綿密な計画を立てて銀行に押し入ったはいいが、銀行の貸金庫に現政府を転覆させかねないスキャンダルの記録されたハードディスクがあり、余裕で逃げ切れたはずが国家 ...

1992年初出 伊藤潤二朝日ソノラマハロウィン少女コミック館<収録短編>遺書路地裏押切異談ファッションモデル双一の楽しい日記双一の家庭訪問押切異談シリーズが1篇と、双一シリーズが2編収録。双一シリーズは以前書いたようにあんまり好みじゃないんで特に言及することも ...

アメリカ 1994監督 アレックス・プロヤス原作 ジェームズ・オバー原作はアメコミ。今なおカルト的人気を誇る作品で、プロヤス監督の名を世に知らしめた出世作でもあります。次作「ダークシティ」につながる仄暗い映像美や、当時シーンを席巻してたグランジ、オルタナティ ...

日本 2016監督 樋口真嗣脚本 庵野秀明今更ゴジラを題材に何が出来るというのだよ、とタカをくくってた部分はあったんですが、見始めるや否や予想を大きく覆され、食らいつくようにして見た120分、いやすまん、あなどってた、面白かったよ庵野、正直脱帽だ、参った。なんか ...

アメリカ 2016監督 フェデ・アルバレス脚本 フェデ・アルバレス、ロド・サヤゲス退役軍人である盲目のじいさんが1人で住む屋敷に「楽勝!」とばかり盗みに入ったら、じいさん思わぬ怪物で、強盗3人組、片っ端から返り討ち、ってなスリラー。シナリオは非常にシンプルです ...

1991初出 伊藤潤二朝日ソノラマハロウィン少女コミック館<収録短編>楽しい夏休み薄命侵入者寒気案山子楽しい冬休み作者の作風においてもうひとつの機軸といえるホラーギャグ路線の作品「双一シリーズ」が初収録。ただ、個人的には伊藤潤二のホラーギャグって、私はあんま ...

アメリカ 2016監督 カスラ・ファラハニ脚本 マーク・ビアンクリ、ジェフ・リチャード隣に住む偏屈なじじいをからかってやろうと、じいさんの自宅に心霊現象を疑わせる仕掛けを無断で設置し、それを隠しカメラで観察して興にのる学生二人組の、ささいないたずらが招く思わ ...

ポーランド/アイルランド 2015監督、脚本 イエジー・スコリモフスキ時系列を同じくする14人の男女数組が、それぞれ別の場所で11分間の間に遭遇した出来事を描いた実験的群像劇。これ、もうちょっと濃密なドラマ性を抱えていたなら初期のイニャリトゥ監督みたいになったんで ...

イギリス 2016監督 ベン・ウィートリー原作 J・G・バラード上層階と下層階で身分格差らしきものが存在する40階建ての高層マンションで暮らす住人たちが、日々の生活を営むうちにだんだんおかしくなっていく様子を描いた不条理ドラマ。原作はSF小説だといわれているようで ...

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