1967年初出 手塚治虫魔物に呪われたせいで体の48カ所を欠損した状態で生まれた百鬼丸の、魔物退治の旅を描いた異色の時代劇アクション。 なぜかタイトルは旅のパートナーであるどろろの名を冠してあるんですが、そのあたりの意図は不明。 少年サンデー連載当時は、暗い ...

1967年初出 手塚治虫漫画サンデーに掲載された青年向きの作品。 「第三の性」をもつ人間を産み出すことの出来る太平の精子に着目した黒主は、太平を拘束して独立国家設立やら戦争ショーやらに本人を無理矢理巻き込むが、やがて反乱がおこり・・というストーリーの、とにか ...

フランス 1995監督 ジャン=ピエール・ジュネ、マルク・キャロ脚本 ジャン=ピエール・ジュネ、マルク・キャロ、ジル・アドリアン前作、デリカテッセンで描ききれなかったアパートの外の世界をそのまま映像化したような感じですが、本作の舞台がデリカテッセンと同様に、核 ...

アメリカ 1978監督 ジョン・カーペンター脚本 ジョン・カーペンター、デブラ・ヒルジョン・カーペンターの出世作であり、いわゆるアメリカンホラーにおける「不死身の殺人鬼もの」の原点となった作品。13日の金曜日のジェイソンもエルム街の悪夢のフレディも、すべてはこ ...

1966年初出 手塚治虫もし現代に吸血鬼や狼男がこっそり生き残っていたら・・・という物語なんですが、これ、似たような設定でハリウッド映画ありましたね。訴訟起こしたら勝てそうな気もしますが、タランティーノみたいに潔く認めたりはしないだろうなあ、きっと。そりゃど ...

1966年初出 手塚治虫ずいぶんと行き当たりばったりなSF冒険活劇。お忙しかったのだろうなあ、と推察してみたり。 なんとなく勇者ダンとW3を足して2で割ったような印象を持ったんですが、しゃべる犬が少年を助ける話だからそう感じただけかもしれません。 しかしそれにし ...

アメリカ 1989監督 メアリー・ランバート原作 スティーブン・キング数多くの作品が映画化されたキングですが、その中でも強く印象に残っているのがこの1本。そんなに手の込んだプロットではないんです。まあ、キングの作品はどれも緻密な描写とデティールへのこだわりで読 ...

1965年初出 手塚治虫少年向け巨大ロボアクション、と言った趣ですが、侵略SF風でもあり。 とりあえずアースさまはあれほど絶大な力を持ちながらなぜマグマ大使に仕事を委任しているのかよくわからん。自分が出ていった方が早く解決するだろうに。後半で魔神ガロンが登場し ...

カナダ 1979監督、脚本 デヴィッド・クローネンバーグなんて薄気味悪い映画を撮るんだ、と私が若い頃腰を抜かしたのがこの作品。いったいどういうヒントがあればこんなアイディアを思いつくんだ、と、初めて見たときは本当に驚愕しましたね。とにかくオープニングからして ...

1965年初出 手塚治虫地球よりも遙かに科学、文明の進んだ宇宙人達が、地球人の知らないところで実は銀河連邦を形成。銀河連邦は争いの耐えぬ地球を滅ぼしてしまうかどうか結論を出すために地球に3人のスパイを送り込んだ・・・ってなオープニングから始まるSFなんですが、 ...

1963年初出 手塚治虫SFマガジンに連載された短編を集めた一冊。日本の活字SFがようやく認知されだした頃のSFマガジン、とあって先生も気合いが入っていたのか、うるさい読者の目線を意識した大人向けのSFを描いてらっしゃいます。 たわいない、といえばたわいない短編では ...

1963年初出 手塚治虫タイトルそのまま手塚版新撰組。史実を好き勝手改変されたストーリーを、先生はあとがきで「いい加減すぎた」と反省されていますが、個人的にはコレはコレで全然構わないと思う。 最近の時代劇の方がもっと滅茶苦茶やってます。 幕末の動乱期に親を殺 ...

アメリカ 1968監督 ロマン・ポランスキー原作 アイラ・レヴィン私がこれまで見たホラー映画の中で、1、2を争う怖さだったのが実は本作。とはいえ多くのホラーファンが期待するような、スプラッターな血しぶきや異形の存在、禍々しさ満載の忌まわしい絵がショッキングに ...

1963年初出 手塚治虫第二次世界大戦中、ナチスが開発した人間を巨大化する薬を手に入れた少年、昭の活躍を描いた、ある種の変身ヒーローもの。 わかりやすい勧善懲悪なSFアクション、と言ってしまえばそれまでですが、痛快なのは確かです。少年がそのまま巨大化して活躍す ...

1962年初出 手塚治虫両親を亡くしたアイヌの少年コタンと、動物園行きの列車から脱走した虎、ダンとの種族を超えた友情と冒険の物語。 アイヌの残した宝を探す、というプロットも、その宝が実はなんであったか、というオチも、きちんと練られていて、良いと思うんですが、 ...

カナダ 1997監督 ヴィンチェンゾ・ナタリ脚本 ヴィンチェンゾ・ナタリ、アンドレ・ビジェリク、グレーム・マンソン振り返るなら、後に大きなブームを巻き起こしたシチュエーションスリラーの最初の一石ってこの作品だったのでは、と思ったりもします。作品の背景や細かな ...

1961年初出 手塚治虫一本のクスノキをシンボルとして戦中から戦後にかけ、マサヤンとムギヤン、親友同士の二人の数奇な運命を描いた人間ドラマ。 先生の得意そうなテーマで題材だと思うんですが、なにぶん掲載紙が中1コースと中2コースなので、どこか子供向きなのは確か ...

1961年初出 手塚治虫少年サンデーに掲載された、冒険アクション。 独裁国家から逃げ出した少年達が最新鋭の戦闘機ハリケーンに乗って、独裁国家からの追っ手と闘う、というストーリーなんですが、もうほとんど異世界ファンタジーです。とても現実の出来事とは思えない。キ ...

1961年初出 手塚治虫異次元をくぐり抜けたことが原因で時間を止める能力を持った少年、サブタンの冒険を描いた物語。 テレビドラマ化され「時間よ、止まれ」のセリフが流行したらしいんですが、全く知りません。年配の方はご記憶されてるんでしょうか。ただ個人的には、そ ...

アメリカ 2013監督 アルフォンソ・キュアロン脚本 アルフォンソ・キュアロン、ホナス・キュアロンあちこちで言われてますがもうね、映像は凄いんです。地球を周回するスペースシャトルが舞台となる作品なんですが、ここまで宇宙空間の絶対温度3Kな虚無の質感をリアルに表 ...

1961年初出 手塚治虫後付けなカテゴライズをするなら大枠で戦隊もの。 人類が住めなくなるほど汚染された地球をいつか住めるようになる日まで、宇宙人の魔の手から護る7人の地球防衛隊の話。 いきなり地球規模で水爆戦が起こり、強制的にコールドスリープさせられる主人 ...

1960年初出 手塚治虫かの有名な真田十勇士、猿飛佐助をなんでもありにコメディタッチで講談本風に描いた一作。 杉浦茂の忍者漫画を意識した、と先生はおっしゃってるが、それにしちゃあちょっと真面目すぎるかな、と思ったりも。 大阪冬の陣にかりだされるなど、時代背景 ...

1960年初出 手塚治虫小学4年生に掲載された幼年向け漫画。ドラえもんでいうところの「もしもボックス」をストーリーの核に持ってきた作品ですが、はっきり言って破綻してます。何が描きたかったんだ先生?って感じ。いくら幼年向けでもこれはないだろうと。うーん、失敗作 ...

中国/香港 2009監督 テディ・チャン脚本 チュン・ティンナム、グオ・ジュンリ、ジェームズ・ユエン、ウー・ビンさて、ドニーイェン主演、と堂々と書かれていますが、これ、大嘘です。ドニーは物語中盤から出てくる共演者の1人に過ぎません。群像劇ではあるんですが、どち ...

1960年初出 手塚治虫未来の火星を舞台にしたSF大作。 人類が火星に入植して、先住民である火星人を使役して繁栄を築き上げている、と言う設定の物語なんですが、マカロニウエスタン風な味付けがなされており、異色作、と言えるかも知れません。 人類とその他の知的生命体 ...

1959年初出 手塚治虫宇宙から降ってきた巨大人型生物兵器をめぐっての騒動を描いたSF大作。雛形は鉄人28号か。このころの巨大人型ロボといえば必ず少年がコントロール、と言う不文律があったように思いますが、本作も御多分にもれず。 その少年をも宇宙から飛来させた、 ...

フランス 1948監督 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー脚本 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー、ミシェル・フェリ40年代のパリを舞台に、優雅で華やかな暮らしを望むマノンと、マノンに翻弄される夫ロベールを描いた異色の愛憎劇。私が最初に驚かされたのはマノンのような物 ...

香港 1995監督 ドニー・イェン脚本 サンポーグループドニーイェンが「ドラゴン危機一発97」に次いで監督を務めた作品。この作品以外にも「COOL」で監督を務めていますが、以降はアクション監督に徹しているようです。そのせいかどうかはわからないんですが、この頃の他の ...

スペイン 2012監督 アレックス・デ・ラ・イグレシア脚本 ランディ・フェルトマンプロットは非常におもしろかった、と思うんです。転落事故の結果、頭に鉄の棒が突き刺さったものの、刺さりどころがよかったのかなぜか意識は明晰なまま、ただし、大出血の恐れがあるから現 ...

初出1959 手塚治虫リスから進化したという設定の亜人種0マンと人類の、地球の支配権を巡る攻防を描いたSF巨編。 人間に拾われ、はからずも田手上博士と心を通わせる結果となった0マンリッキーは自分の種族と人類の間で板挟みとなって苦しむが・・というストーリー。 これ ...

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