1969年初出 手塚治虫主に少年チャンピオンに連載されたSF/ホラータッチの短編を集めたもの。 先生は、出来に差がなく一定のレベルを保持した連作短編集と仰ってるますが、個人的にはあまりそうとは思えない、と言うのが正直なところだったりします。最後の短編「クレーター ...

1969年初出 手塚治虫3作の中編を収録した1冊。表題作「大暴走」は船舶パニックものなんですが、パニックものらしいスリルやサバイバル感は希薄で、なんとなく企画モノな話をでっち上げてみました、ってな印象。 ストーリーの核となる人工知能の存在もどちらかというと手 ...

1969年初出 手塚治虫今はなき漫画サンデーに連載された大人向けナンセンスSFの連作集。 フジ三太郎みたいな絵柄で主人公フースケの遭遇する突拍子もない出来事をユーモアたっぷりに描いた内容。 それなりに楽しめはするんですが、わざとすれっからしたような画風になじめ ...

香港 2010監督 ウィルソン・イップ脚本 エドモンド・ウォンドニーイェン主演のイップマン序章の続編なんですが、これまた前作に引き続き素晴らしい出来。ドニーの抑えた演技も変わらず見事なんですが、敵役としてサモハン・キン・ポーが出演しているのも見どころのひとつ ...

アメリカ 1980監督、脚本 ブライアン・デ・パルマいきなりオープニングは奥様のシャワーシーン。なんのポルノか、といいたくなるような舐めるようなカメラの動きはこのころのデ・パルマならでは、か。私がおおっ、っと思ったのは奥様が美術館で落した手袋を探して、見知ら ...

ポーランド 1962監督 ロマン・ポランスキー脚本 ロマン・ポランスキー、イェジー・スコリモフスキ、ヤクブ・ゴールドベルクどことなく倦怠感漂う夫婦と、ヒッチハイクで拾った青年の、ヨットでの一夜を描いた心理劇。独特な作品だなあ、というのはありましたね。物語がどこ ...

1968~82年初出 手塚治虫主に青年誌に掲載された短編を集めた一冊。サスペンス/スリラー系の作品が多いんですが、どれも総じて出来はいいように思います。 この本に収録されているほかの作品とは若干毛並みは違うんですが、「山の彼方の空紅く」が何故か私は昔から好きで、 ...

1968年初版 手塚治虫手塚作品では過去なんどか登場したテーマ「突然自分の手に余るような超兵器、超常能力を得たらどうするべきなのか」を下敷きに、ファウストをからませて怪獣漫画に仕立て上げたのが本作、といったところでしょうか。 あとがきで「失敗作」と言っておら ...

アメリカ 2011監督 ドリュー・ゴダート脚本 ドリュー・ゴダート、ジョス・ウェドンアメリカンホラーの黄金律「阿呆な若者のグループが人里はなれた山荘で乱痴気騒ぎの末、皆殺し」を逆手にとって、あっといわせたのが本作。いわゆる、定番の導入部をテレビカメラ越しに観 ...

1968年初出 手塚治虫今はなき漫画サンデーに連載された大人向け長編。 飯を食わないと絶世の美女に人相が変わるヒロインを、なんとか芸能界に売り出そうとする主人公のドタバタ奮闘記、といった按配の物語なんですが、途中からストーリーは、突然「ジレッタ」と呼ばれる1 ...

アメリカ 2011監督 アダム・ウィンガード脚本 サイモン・バレットまあその、作品のキャッチコピーに騙された、というか、勝手な先入観を一方的に抱いてしまった、というのはあるんです。だって、始まりは、二階の寝室。一匹目は、ヒツジ。 二匹目は、キツネ。 三匹目は、 ...

1968年初出 手塚治虫人間そっくりの人形をばらまいて地球を支配しようとする異星人のたくらみを描いた侵略SF。 なんとなくボディスナッチャー/恐怖の街を思いだしたりもするありがちなプロットではあるんですが、異星人のあやつり人形相手に孤軍奮闘するのが主人公とわずか ...

アメリカ 2013監督 マーク・フォースター原作 マックス・ブルックス一見、ゾンビ映画でディストピアな未来を描いた作品なのかな、と先入観を抱きがちですが、実はこれパンデミックを描いた作品だったりします。どちらかといえばアンドロメダ・・・とかザ・クレイジーズあた ...

1968年初出 手塚治虫なんとなくプロットが小池一夫風だなあ、とか思ったりも。たった1家族の復讐心が世界をひっくり返す、という無謀な設定が悪い意味で漫画的で、どうにも作品にはいり込みにくい、というのはありますね。 何故か途中で世界観を同じくする連作短編形式に ...

香港 2008監督 ウィルソン・イップ脚本 エドモンド・ウォンブルースリーの師匠でもある詠春拳の達人、イップマンの激動の人生を描いた作品。なんとなく気にはなっていたんですが、それほど熱心なファン、と言うわけではなかったドニーイェンを、こりゃ凄い、と私があらた ...

1968年初出 手塚治虫本作、隠れた手塚少年SFの傑作では、思う次第。得意な能力を持つ少年達が宇宙人の侵略から月を守るため、タイムスリップする物語なんですが、プロットの独特さといい、スケールの大きさといい、そのアイディアの豊かさには目を見張るものがあるように思 ...

アメリカ/ニュージーランド 2014監督 ピーター・ジャクソン脚本 フラン・ウォルシュ、ピーター・ボウエン、ピーター・ジャクソン、ギレルモ・デル・トロなんだかんだいってやっぱり最高品質のファンタジーだよなあ、と思うわけです。私がこのシリーズで一番感心したのは、 ...

1968~73年初出 手塚治虫タイトルは、かの有名なキューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」のもじりなわけですが、内容は直接関係があるわけではありません。主に青年誌に掲載されたSF、サスペンス系の短編を集めたもの。秀作揃いです。孤立していく恐怖を描いた表題作も見 ...

1968~70年初出 手塚治虫プレイコミックに掲載されたホラー、ミステリ、SFっぽい味つけの短編を集めた一冊。総じて暗い。中には猟奇的と思われるものもありますが、「うろこが崎」や「夜の声」「ロバンナよ」は先生らしい秀作だと思います。「電話」が予想外に怖くてびっく ...

1966年~75年初出 手塚治虫各紙に掲載された大人向け漫画の短編を集めたもの。主にナンセンスコメディーが多い。特にこれといって突出した作品もないんですが、ばかばかしさに良い気晴らしにはなります。秋竜山とか、あの手の路線です。手塚治虫らしさ、みたいなものは希薄 ...

中国 2013監督 チャウ・シンチーさしずめハリウッド風に言うなら、西遊記ビギンズ、といったところでしょうか。チャウシンチーの作品ですんで、多くの人が期待するのは「少林サッカー」であり「カンフーハッスル」のような、ありえねー香港アクションかとは思うんですが、 ...

1967年初出 手塚治虫魔物に呪われたせいで体の48カ所を欠損した状態で生まれた百鬼丸の、魔物退治の旅を描いた異色の時代劇アクション。 なぜかタイトルは旅のパートナーであるどろろの名を冠してあるんですが、そのあたりの意図は不明。 少年サンデー連載当時は、暗い ...

1967年初出 手塚治虫漫画サンデーに掲載された青年向きの作品。 「第三の性」をもつ人間を産み出すことの出来る太平の精子に着目した黒主は、太平を拘束して独立国家設立やら戦争ショーやらに本人を無理矢理巻き込むが、やがて反乱がおこり・・というストーリーの、とにか ...

フランス 1995監督 ジャン=ピエール・ジュネ、マルク・キャロ脚本 ジャン=ピエール・ジュネ、マルク・キャロ、ジル・アドリアン前作、デリカテッセンで描ききれなかったアパートの外の世界をそのまま映像化したような感じですが、本作の舞台がデリカテッセンと同様に、核 ...

アメリカ 1978監督 ジョン・カーペンター脚本 ジョン・カーペンター、デブラ・ヒルジョン・カーペンターの出世作であり、いわゆるアメリカンホラーにおける「不死身の殺人鬼もの」の原点となった作品。13日の金曜日のジェイソンもエルム街の悪夢のフレディも、すべてはこ ...

1966年初出 手塚治虫もし現代に吸血鬼や狼男がこっそり生き残っていたら・・・という物語なんですが、これ、似たような設定でハリウッド映画ありましたね。訴訟起こしたら勝てそうな気もしますが、タランティーノみたいに潔く認めたりはしないだろうなあ、きっと。そりゃど ...

1966年初出 手塚治虫ずいぶんと行き当たりばったりなSF冒険活劇。お忙しかったのだろうなあ、と推察してみたり。 なんとなく勇者ダンとW3を足して2で割ったような印象を持ったんですが、しゃべる犬が少年を助ける話だからそう感じただけかもしれません。 しかしそれにし ...

アメリカ 1989監督 メアリー・ランバート原作 スティーブン・キング数多くの作品が映画化されたキングですが、その中でも強く印象に残っているのがこの1本。そんなに手の込んだプロットではないんです。まあ、キングの作品はどれも緻密な描写とデティールへのこだわりで読 ...

1965年初出 手塚治虫少年向け巨大ロボアクション、と言った趣ですが、侵略SF風でもあり。 とりあえずアースさまはあれほど絶大な力を持ちながらなぜマグマ大使に仕事を委任しているのかよくわからん。自分が出ていった方が早く解決するだろうに。後半で魔神ガロンが登場し ...

カナダ 1979監督、脚本 デヴィッド・クローネンバーグなんて薄気味悪い映画を撮るんだ、と私が若い頃腰を抜かしたのがこの作品。いったいどういうヒントがあればこんなアイディアを思いつくんだ、と、初めて見たときは本当に驚愕しましたね。とにかくオープニングからして ...

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