アメリカ 2011監督 ニコラス・ウィンディング・レフン原作 ジェイムズ・サリス表向きは修理工だが、裏側では犯罪幇助なアルバイトに手を染めていたりもするスゴ腕ドライバーの、ささやかな思慕を描いたクライム・サスペンス。アメリカ映画らしからぬ間だな、と思ったら案 ...

2014年初出 久慈進之介講談社ヤンマガKC 1巻(以下続巻)テロ組織によって、世界中の海に沈められた窒素爆弾を除去するために命をかける、爆弾処理班の活躍を描いた近未来SF。えーまず大前提としてですね、そんなコストのかかる非効率なことをテロ組織はやらない、と私は思 ...

2006年初出 桜玉吉エンターブレインビームコミックス一部に熱心なファンを抱える桜玉吉のエッセイ漫画。他にもタイトルのかぶった防衛漫玉日記、幽玄漫玉日記等、ありますが私は未読。もともとファミコン関連の雑誌で連載を持っていた人らしいので、その頃からのファンから ...

イギリス 2015監督 アンドリュー・ヘイ原作 デヴィッド・コンスタンティン結婚45周年を迎える老夫婦の心のすれ違いを描いた人間ドラマ。あーこれは若い人が見てもなかなかシンパシーを得ることは難しいだろうなあ、と思ったのがまずあって。反面、結婚生活を経て一定の年 ...

2009年初出 イダタツヒコ小学館サンデーGXコミックス 全3巻外宇宙から異星人の惑星改造用のプラントが事故で日本に落下し、そのクレーター内でのみ制限付き異星間外交が始まった時代の物語。ここだけ読むとものすごくガチで本格SFだ!とびっくりする人も居るかもしれません ...

2006年初出 イダタツヒコ小学館少年サンデーGXコミックス 全3巻私にとっては本当に仰天させられた一冊。過去作が嘘のようだ、とすら思いましたね。近年では類を見ないほどの強烈な悪夢系ホラー、と言って良いんじゃないでしょうか。 数ある破滅と再生を描いた物語の中でも ...

アメリカ 1998監督 ウェス・アンダーソン脚本 ウェス・アンダーソン、オーウェン・ウィルソンなんとも奇妙な映画。やたら勢いと行動力だけはあるが学校の成績はさっぱり、という主人公の少年マックスと、なぜかそんなマックスに入れ込む中年ハーマン、そして、その二人に ...

1998年初出 イダタツヒコ講談社ヤンマガKC 全2巻地方の童歌をキーワードに連続する殺人事件を描いたサスペンスホラー。惜しいところまでいってる、とは思うんです。 都市伝説の真相を探る事が主人公の出生地でもある山奥の寒村でおこった過去の忌まわしい出来事にリンクし ...

1990年初出 イダタツヒコ河出書房新社九龍コミックスいわゆる不思議な力が宿る本とか、人皮でできた魔道書とかその手のアイディアは古くから多くの物語で形にされてきたように思うんですね。 そういう意味で題材に斬新さはない。また、過去の類似作を凌駕するだけの仕掛け ...

アメリカ 1991監督 ウォルフガング・ペーターゼン原作 リチャード・ニーリー事故で記憶を失った男が、自分の過去を調べていく過程であからさまになる「驚愕の真相」を描いたサスペンス。ペーターゼン監督のフィルモグラフィーの中では驚くほど話題になっていない一作かと ...

アメリカ 2016監督 ティム・ミラー原作 ファビアン・シニーザ、ロブ・ライフェルドまあ、可もなく不可もなく、といったところでしょうでしょうか。R指定なアンチヒーローっていうからいったいどれほどゲスで下品なんだろう、と期待してたんですが、いざ蓋をあけてみればた ...

アイルランド/イギリス/ギリシャ/フランス/オランダ/アメリカ 2015監督 ヨルゴス・ランティモス脚本 ヨルゴス・ランティモス、エフティミス・フィリップ独身のままでいることが犯罪とされる架空の世界を描いたディストピアSF。伴侶と別れるや否や隔離施設に押し込め ...

2007年初出 いがらしみきお竹書房 バンブーコミックスこれはいったいなんなんだろう、と軽くあっけにとられた1冊。本作、4コマ漫画誌に掲載されていたみたいですが、こりゃ4コマの体裁を取り繕う絵本といってもいいのではないか、と思ったりもします。児童文学風と言って ...

2002 フランス監督 フランソワ・オゾン原作 ロベール・トーマクリスマスを祝うために故郷の大邸宅を訪れた家族が、偶然遭遇する殺人事件を描いたミュージカル仕立てのミステリ。ベルリン国際映画祭ではフランスを代表する新旧大女優が集結した事が話題になり、8人の女優た ...

アメリカ 2016監督、脚本 マイク・フラナガン眠ると見た夢が現実化してしまう少年を題材にしたSF風味のホラー。あーもー惜っしいなあ、の一言ですね。非常にいい線までいってるんですけどね、なんだろう?やっぱりなにかと経験値が足りないのか、詰めが甘い、このフラナガ ...

オーストラリア 2015監督、脚本 マイケル・ペトローニ娘を事故でなくしたのをきっかけに、なぜか幽霊を見るようになった精神科医を描いたオカルトサスペンス。ドクター本人が怪しげな心霊治療とかするわけじゃありません、念のため。似たような邦題を冠する作品が他にもい ...

1993年初出 イワフチヤスナリ講談社アフタヌーンKC明らかにファントム・オブ・パラダイスが下敷きになっているな、と思われる作品ですが、わかりやすい復讐劇や変身する主人公はアメコミや70年代実写ヒーローもののようであり、ラスボスがあの人という展開は香港映画のよ ...

スペイン 2014監督、脚本 カルロス・ベルムト日本の魔法少女のアニメが大好きな12歳の女の子が、実は白血病に冒されていて余命いくばくもなく・・・というオープニングからは、どう考えてもSFかホラーかダークファンタジーに転ぶしかない、と私は見立てていたんですが、こ ...

2009年初出 羽生生純小学館ビッグコミックス 全2巻ついに羽生生先生もメジャー化か、と驚かされた月刊スピリッツ連載作品ですが、残念ながら2巻で終了。うーん、広く人気を博すにはやはり難しいものがあったか。 まあ内容自体、相変わらず屈折したキャラクターばかり登場 ...

アメリカ 1985監督 ウォルフガング・ペーターゼン原作 バリー・ロングイヤー遠い未来の宇宙時代を舞台に、異星人と人類の心の交流を描いた異色のSF大作。舞台設定そのものはありがちなスペースオペラだ、といわれればその通りなんですが、この作品が独特だったのは、人類 ...

2010年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス作者のこれまでの作風からすると、きっとこの作品は異端なのだろうけど、本作、近年出たいわゆるホラー系の作品を圧倒的にぶっちぎって必読の傑作伝奇ホラーだ、と思う次第。いや、怖かった。いや、怖いというか、虚々 ...

2009年初出 羽生生純太田出版 1巻(全2巻)自分は魔法使いだと信じ込んでいる25歳フリーター女子の危ない活躍を描いたコスプレコメディ。 アメコミヒーローをきどる男子2人組なんかも出てきたりして、もう、ギャグなんだか、お得意のトラウマ路線なんだかわけわかんな ...

2005年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス 全4巻一体何が描きたいのだろう?と2巻ぐらいまでは非常に戸惑ったんですが、ひたすら暴走と自爆を繰り返した挙げ句、全てをご破算としてしまうエンディングに、結局は全肯定なのか?とますます戸惑う。 ギャグ漫画 ...

デンマーク/フランス 2014監督、原案 ヨナス・アレクサンダー・アーンビー私はてっきりこの作品、北欧ミステリだと思ってたんですね。そそっかしい思い込みのせいで最初につまづきがあったことはまあ、認めます。あれ?なんだこの展開?え?ホラーなの?どうなってんだ?は ...

2002年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス描けなくなった漫画家と起死回生をもくろむ編集者が何故かヤクザとかかわりあいを持ち、ヒットマンとして殺人を重ね、逃亡生活を余儀なくされるという破天荒なサスペンス。 漫画家と編集者というとなんだか特異な印象 ...

アメリカ/イギリス 2006監督 アルフォンソ・キュアロン原作 P・D・ジェームス全人類が生殖能力を失い、子供が一切産まれなくなった未来社会を描いたSF大作。物語自体はシンプルです。種の存亡の淵に立たされ、荒廃、混乱する世界で、なんの偶然か、1人の黒人女性が奇跡的 ...

1998年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス作者の名を世に知らしめた出世作。いかにも「らしい」キャラ設定の特異さや突拍子もない展開と、王道たるラブコメ的アプローチのバランスの良さがヒットの要因か、と思ったりもするんですが、私が優れてると感じたのは ...

1996年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックスでたらめに無軌道で破天荒な浮浪者3人組となぜかその3人とつるむことになる主人公のわけのわからぬドタバタを描いた作品。 タイトルに妙なインパクトがありますが内容はそれほどシリアスでない「青」や「アワヤケ」と ...

1995年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス多分作者、初の長編作品だと思うんですが、これがもう相当狂ってます。冒頭、 ボケて巨大化した婆さんが村を壊しながら進軍。なんだこれ、気の触れた円谷プロかよ、なんの絵なんだよ、と思いきや、主人公はそれを取材す ...

1993年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス毎回6ページから12ページの連作短編集。各話に関連性はありません。多分作者のデビュー作だと思うんですが、これがもう後の著作すべてをぶっちぎる勢いで本当にばかばかしくて私は大好き。 マンガならではの実験作やシ ...

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