アメリカ 2016
監督 デニス・ガンゼル
原案 フィリップ・シェルビー



いかにもザ・ハリウッド、細けえことはいいから派手にドンパチやってぶっとばそうぜイヤー、レッツパーティタイム!ってなアクション映画である。

まー、ジェイソン無双。

向かうところ敵なし。

疑いようもなくスター映画。

もはや前作もチャーリー・ブロンソンもまるで関係なし。

見てなくてもまるで問題なし。

無敵の殺し屋、世界を舞台に大暴れ、ですべてが伝えられてしまう内容です。

もうすがすがしいほどに安い。

アクションがかっこよければそれでいいじゃん、との開き直り全開。

多分、言い訳するつもりすらないと思う、作り手は。

え?別に問題ないでしょ?なにかまずかった?みたいな。

基本、物語の構築性なんてはなから念頭にないから矛盾があろうが、つっこむ隙があろうがまるで気にしてないし、 ドラマをきちんと描こうとも思ってないからただただ猪突猛進でストーリーは推移。

ほとんど香港映画ですね、こりゃ。

必見はヒロイン役のジェシカ・アルバとの恋路か。

恐るべき投げやりさで演出の欠片もなく型を踏襲しただけのラブ・アフェア。

こうも適当なあしらいでベッドシーンにまでなだれ込まれると、なんだか逆に笑えてきたりさえもする。

しかしジェイソンはもう50才になろうかというのにスタントなしでよくがんばるなあ、とつくづく思う。

宙吊りになるシーンといい空中からのダイブといい、見せ場たっぷりである。

そんなジェイソンの意気に答えんとばかりに、彼がヒットマンとして本領発揮するシーンは色んなアイディアを盛り込んだ上、こだわって撮ってましたね。

屋上プールのシーンはなかなか見応えあり。

あとはトミー・リー・ジョーンズでしょうか。

さすがはアカデミー賞俳優、彼が登場するや否や急に絵ヅラが引き締まった感じがするのだからたいしたものです。

BOSSの宇宙人じゃなかった。

休みの前の日に酒でも飲みながら見るのにちょうどいい感じですかね。

なにかを期待してはいけない、と思いますが、多分これはこれでいいんだろう、と思います。

正しくジェイソン・ステイサムの映画。

ファンはきっと満足でしょう。

個人的にはせっかくミシェル・ヨーをキャスティングしてるんだから彼女のカンフーアクションが見たかったところですが 、ま、いいか。





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