2004年初出 伊藤勢
講談社マガジンZKC 1巻(全9巻)



夢枕獏の小説をコミカライズした作品。

なぜよりにもよってこの作品なんだ?と疑問に思うところが私の場合、ありまして。

どちらかというと氏の著作の中では本作、佳作の部類だと思うんですね。

他にもっといい作品がいっぱいあるじゃないか、と。
 
それを漫画化と言われてもなあ。
 
まあ、マンガにするにあたって漫画家が自由に改変する余地は多くある作品かもしれませんが。

伊藤勢でなければ多分読んでなかったでしょうね。
 
通読したのが昔過ぎてさすがに原作のデティールまではもう覚えてないんですが、1巻を読んだ限りでは伊藤勢らしさは小出しな感じ。
 
もっと大胆にぶっこわすのかな、と思っていたんですが、比較的原作のあらすじに忠実。
 
あとがきによれば原作とは違うエンディングを考えている、とのことですが、マガジンZの休刊に伴い、本作またもや第1部完で中断してるんですよね。

ついてない漫画家だ、伊藤勢。

恐るべきポテンシャルと秘めた才覚が世に伝わる前にいつも中断。

というか彼には原作なしでやってほしい。
 
それが出来る漫画家なのに何故こうも不遇なのか・・・。

2011年に続編がウェブで再開され、14年、無事に完結したらしいですが、どうも食指が伸びないですね。

どうせなら羅喉伝の続編を。

そう思えてしまう時点でやっぱり私はこの作品にあまり興味をもててない、ってことなんだと思います。



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