アメリカ 1977
監督、脚本 ウェス・クレイヴン



「エルム街の悪夢」「スクリーム」で名を挙げたウェス・クレイヴン初期のホラー。

後年、アレクサンドル・アジャが原題「ヒルズ・ハブ・アイズ」のタイトルでリメイクしたことでも有名。

ていうかなんで邦題が「サランドラ」なんだろう?と。

あれこれ調べてみたんですが、サランドラを意味する英単語って存在しなくて、地名ならイタリアのバジリカータ州における共同体の名称が同じ発音なんですけど、多分関係ないでしょうね。

いや、絶対関係ないな。

ほんと70年代の邦題ってのは適当でよくわからん。

で、肝心の内容なんですが、一言で言うなら悪魔のいけにえ(1974)ですね。

万語を費やしても結局、悪魔のいけにえだったりするんですけどね。

例によって砂漠でキャンピング・カーが故障するわけです。

携帯ない時代なんで、そこで一夜を明かさなきゃなんない。

そしたらどこからともなくスラッシャー一家が血を求めて家族に襲いかかってくるんです。

砂漠に人知れず暮らしてやがるわけですな、人肉大好きな狂える殺人鬼どもが。

さあ大変、一家はどう対抗するのか!ってストーリーなんですけど、今となっては食傷を通り越して定形のパターンすぎますしね、なかなかこれを楽しむ、ってのは難しいでしょうね。

悪魔のいけにえと違うのは、予想外にキャンピング・カーの一家が手ごわく、エンディングにそれなりのカタルシスが用意されてる点ですが、まあ、それを勘定にいれたところで所詮二番煎じのそしりはまぬがれないでしょうね。

同じなんですもん、シチュエーションが。

レザーフェイスのような突出したキャラが存在するわけでもないですし。

あえて好意的に受け止めるなら、近年流行したリベンジホラーの先駆けとも言えるのでは?という解釈も成り立たなくはないとは思うんですけど、それだけで今後の評価を高めるのは厳しいでしょうね。

マニア向けですね。

先にエルム街を見たほうがウェス・クレイヴンを誤解しなくていいように思います。

ちなみにDVDのジャケットに写ってる人物、劇中では端役です。

顔面のインパクトだけでチョイスされたんだろうなあ、きっと。

それをもってしても、いかにこの映画が売りに欠けるか、薄々わかろうというもの。

多分アジャがリメイクした「ヒルズ・ハブ・アイズ」のほうが面白いと思います。

見たのが昔過ぎて内容忘れちゃいましたけど。

いや、すまん。