アメリカ 2017
監督 ロビー・ブライアン
脚本 ロバート・T・ロー



突然拿捕され、密室に閉じ込められた男女6人に「生き残りたければ犯した罪を告白せよ」と謎の人物が迫るシチュエーション・スリラー。

いやね、12人の怒れる男(1954)みたいな密室心理劇なのかな?と思って手を出したんですけどね、もうねー、数日前の私を「あんなのがそうそう転がってるわけねえだろ!」と叱りつけてやりたい気分でいっぱいですね。

結論から先にいいますけどクズです。

ああ、言葉が悪いですね、カスです、・・・じゃなかった凡作です。

まず私が最初に唖然としたのがですね、首謀者が「これは州の政策なんだ。合衆国憲法では裁けぬ罪人を独自に裁くシステムとして公的に機能している」とアナウンスしたことでしょうかね。

アホなのか、と思った。

公費を投じてそんなまわりくどいことやるわけねえだろうが、なんの冗談だ、思ってたら主役の敏腕女性弁護士が「そうだったの・・・でも私は認められないわ!」と、あっさり状況を受け入れてしまうんですよね。

アホの設定にアホがアホを上塗りしている・・・と呆然。

その後の展開もグダグダで。

決して理知的とは言えない実力行使で進行を阻害していい気になってるアホ弁護士に、こともあろうか首謀者がしびれを切らして密室に現れ、場を仕切り直そうとするんです。

いや、出てきちゃダメだろうがよ!と愕然。

前半のミステリアスな展開、ぶち壊し。

なんのための密室だよ!と思わず頭を抱える私。

これって、いうなれば裏方が本番中にセットをカメラの前で組み直すようなもの。

ありえないし、どうしても登場させたかったのならなんで最初から出さないんだ、って話で。

この時点で最後の一人だけが生き残れる、ってルールがはやばやと崩壊。

もはやシチュエーションって、どういう意味だったっけ?のレベル。

一応ね、最後にどんでん返しが待ち受けてはいます。

でもね、自分たちで敷いた線路を真っ直ぐ走ることもできてないような体たらくですから。

驚かされた、というより、回りくどいわっ!の一言。

2時間テレビドラマクラスの仕上がりですね。

いや、コンビニ本?といったほうがいいかも。

またラストシーンが恐ろしくセンスなくて。

必要か?これ?とゲンナリ。

賢明なる映画ファン諸氏は間違ってもご覧になられませんように。

あたしゃ制作陣を嘘つき(ライアー)呼ばわりしたい気持ちでございます。

少し前に見た同様の密室劇、おとなの事情(2016)はよくできていたよなあ、とまるで別のことを考えたりしましたね。