グラムロックのくくりで語られがちなロキシーミュージックですが、サウンドそのものを解体していくなら驚くほどグラムロックらしさ、はないように私は感じています。

特に初期は、思いついたもの、興味を持ったものを全部ぶち込んだような印象が強く、良く言えば多彩、悪く言えばゴッタ煮な印象はぬぐえません。

ではロキシーのなにがグラムだったのか、と言う点ですが、結局、ロキシーのスタイルの新しさをどう説明してよいのかよくわからなかった人たちがなんとなく「グラム」とひとくくりにちゃった、と言うのが正解では、と私は思ってます。

改めて聴くと、後のニューロマンティックに連なる先見的アプローチが見え隠れしてたりして、実に興味深いのが実際です。

とりあえずブライアンフェリーは、もう自分が大好きなんじゃないか、と私は思ってたりします。

いや、詳しくは知らないんですけど。

ブライアンイーノが脱退したのも、もう完全にそのせいですよね。

私がよく聴いていたのはstranded、country life、 sirenの3枚。



フィルマンザネラのギターが私、好きなんですよね。

一般にロキシーの最高傑作はラストアルバム、Avalonだと言われてますが、実は私、このアルバムはあんまり好きじゃありません。



ブライアンフェリーの考えるところのアダルトでアンビエントなロックをどう形にし、盛り立てるか、と言う部分に焦点がおかれており、バンドとしてのせめぎあいみたいなものが希薄に感じられるからです。

ブライアンフェリーの歌唱が過剰に自己陶酔気味なのも私には辛かった。

ただ、当時のイギリスのシーンにおいて、グラムとも言い切れず、プログレにも染まらず、ニューウェイブムーブメントの先駆けみたいなことをやっていた、と言う点においては実に個性的で、稀有なバンドだと私は思っています。



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