wet dream 1978



ピンクフロイドのキーボードプレイヤー、リチャードライトのソロアルバム。

「wall」製作途中にロジャーウォーターズとの対立が深刻化して、いったん解雇されてますが、その後「対」で復帰。

発表時期を鑑みるなら、ちょうどウォーターズともめてた頃ですかね、これは。

わかりませんが。

残念ながら08年に亡くなられていますが、残されたこのアルバム、びっくりするぐらいいい出来で、実は必聴だったりします。

もうね、フロイドそのまま、というか。

フロイドの良質な部分がそのままパッケージされた、というか。

フロイドでの活躍と同様に、技巧をひけらかすようなプレイは一切ないんですが、聴くものの想像力をどこまでもかきたてる幻想的な包容力はここでも存分に発揮されています。

私はウォーターズの楽曲に魅力を感じられない人なんで、なんでこんな素晴らしいプレイヤーを切り捨てて、ギルモアを抑圧し、彼は1人暴走しちゃったのか、さっぱりわからないんですが、私にとってはこういう音こそがやはりフロイドですねー。

時間を忘れて聴き惚れてしまいます。

ちなみにリチャードライトは96年にもう1枚ソロアルバムを発表していますが、そちらは未聴。

「animals」~「final cut」期の音がぴんと来ない人にとってはその空白を生める1枚になるのでは、と思います。

名盤でしょう。



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