香港/中国 1994
監督 ウー・マ
脚本 リー・マンツァイ



一応、ユンピョウとドニーイェンのダブルキャストではありますが、どちらかと言うとユンピョウ主演。

1940年代の広州を舞台に、日本軍の進攻によってサーカス団の運営をあきらめざるをえなくなった一座の物語。

意外とシナリオはちゃんとしてます。

あちこち隙はありますが、同じ頃のドニー出演作に比べればはるかに出来はいい。

まあ、どうしたって観客が期待するのはユンピョウとドニーイェンの絡みでは、と思うわけですが、残念ながらエンディングまで一度も手合わせすることはなし。

ストーリーの都合上のものなのか、他の事情があったのかはわかりません。

どことなくファミリー向けな仕上がり、といえなくもないですが、アクションはユンピョウ、ドニーともに出し惜しみすることなくきちんと見せ場が作ってあります。

特に終盤のドニーのアクションは近年を彷彿させるソリッドさでなかなか見応えあり。

昔見た時にはあまりそうは感じなかったんですが、こうして二人並べてみるとユンピョウってのはなんだか童顔だなあ、と思ったりもしましたね。

ドニーってむきタマゴみたいな面持ちですが、やっぱり正統派の男前だなあ、と。

ユンピョウが死亡遊戯のスタントを努めた、と言うのは有名な話ですが、ブルースリーにひとかたならぬ敬愛を抱くドニーはそんなユンピョウとの共演に恵まれてどんな気持ちだったんでしょうね、ちょっと聞いてみたい気もします。

ちなみに何がどう幻影拳なのか、タイトルと内容がリンクすると思われる部分は皆無です、はい。





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