1947年初出 手塚治虫



一般に手塚治虫のデビュー作、といわれていますが実は酒井七馬氏との共著。

当時のベストセラーらしいですが、勝手に改変された部分等あり、先生としては納得のいかない内容だとか。

さらに当時のマンガは「描き版」といって版下屋が原稿を自筆でトレース版に引き写して印刷していたので、版下屋のうまい、下手で大きく印刷後の出来が違ったようで、中でもこの「新宝島」はひどい出来だったとか。

生原稿を紛失しており、全集は「描き版」から修正を経て復刻。

最後まで先生は出版に反対しておられたらしいですが、まあ読んでみて納得。

正直、好事家以外はあえて手を出す必要はないと思います。

形式はほとんど4コママンガだし、オチは禁じ手だし。

先生の作品を追う上で記念碑的一作なのは間違いないと思いますが、それ以上の価値は私には見当たりませんでした。




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