1948年初出 手塚治虫



手塚治虫初期の長編、第三作目。
 
センターオブジアースってなプロットで、普通に地底冒険もので、まあこんなものか、ってな感じなんですが、最後まで読んで私は仰天しました。
 
えーこう終わらせるのか!と。
 
あとがきによると意図的にそうした、とのことですが、まさかこの時代のこのような漫画で異形ゆえの悲劇をみせつけられるとは思ってもみませんでした。
 
昭和23年に、もうこういう事をやってるのか先生は、と感嘆。
 
多くの読者が「泣いた」とのファンレターを先生のもとに送ったらしいですが、そりゃ泣きますよ、こりゃ。

いい大人の私でもぐっと来る。

アイディアにマンガという表現形態が追いついてない感じすらうけました。

いやはや凄いです。

時代を考えるとそのテーマ性は恐ろしく早かったように思います。

もちろん色々古いのは間違いないんですが、手塚治虫という天才の早熟ぶりを知るには避けて通れない1冊でしょうね。




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