アメリカ 2011
監督 アダム・ウィンガード
脚本 サイモン・バレット



まあその、作品のキャッチコピーに騙された、というか、勝手な先入観を一方的に抱いてしまった、というのはあるんです。

だって、

始まりは、二階の寝室。
一匹目は、ヒツジ。
二匹目は、キツネ。
三匹目は、トラ。
家に誰かが入ってきたらしい。

ですよ?

なんだなんだ不条理なミステリか、サスペンスか?と思うじゃないですか。

ものすごいどんでん返しが待ってるタイプの。

全然違いました。

単に悪人どもが身バレしないようにマスクをかぶってる、と言うだけの話でした。

内容的には、窮地に追いやられた、ほぼ事件とは無関係な女性が、ありえぬ攻撃力と機知に富んだ行動力で傍若無人なマスクマンどもをばったばったとぶち殺していく、というだけの物語だったりします。

サバイバルホラーじゃねえかよ、と。

両親の結婚35周年を祝うために親族が集まるオープニングはいかにもその手の映画風なんですが、単にこれが前フリでしかなかった、というシナリオにはある意味でびっくりだったりします。

どちらかというとアイ・スピット・オン・ユア・グレイヴあたりに近いですかね。

じっくり謎解きを楽しむのではなく、逆襲のカタルシスに酔って頂戴、ってな按配。

それにしてもヒロイン、無敵すぎです。

素人の手口じゃありません。

いくらそういう経験を積んでいたにしても、です。

強い女の容赦ないバイオレンスを楽しめる人向き。

特にプロットがどうだ、ストーリーがどうだ、という作品じゃないですね。

なんか売り方がうまいよなあ、と思ったりも。

余談ですが、この作品、どこかヨーロッパの映画みたいな質感があるんですが、これは意図的なものなのか監督の資質なのか。

それでこの内容、というのが「サプライズ」なのかもしれません。





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