アメリカ 1981
監督 ジョン・カーペンター
脚本 ジョン・カーペンター、ニック・キャッスル



低予算でも充分楽しめるおもしろいものを作るのがカーペンターの凄みかと思いますが、この作品に限ってはですね、その知名度、人気とは裏腹に、実は私はあまり評価してなかったりします。

なんといいますか、低予算ならではのチープさがちょっと目立っちゃったかな、と。

まず、巨大な監獄と化したマンハッタン島に不時着した大統領を救うためにですね、一介の傭兵が抜擢される、という点からして私は解せなかったりするんです。

いや、スネーク・プリスキン、かっこいいんですよ。

でもそのかっこよさに実力の裏付けが見えてこない。

どこがどう凄いのか、この演出では伝わってきません。

また、肝心のアクションシーンがしょぼくて。

さすがプロ、抜擢されるだけはある、と納得できる狡知な手練手管が描かれてるわけでもないですし。

もうほんと行き当たりばったりで。

国家の存亡がかかってるんだから、もっと他に方法があるだろう、とどうしても思えてしまう。

唯一の見せ場は皮肉たっぷりのエンディングか、と思うんですが、私がしびれたのはここだけでしたね。

ジョンじゃなくても撮れたのでは、というのが正直な感想。

若き日のスレンダーなカートラッセル目当てで見る、と言うのが正解、という気がしないでもありません。





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