アメリカ 2010
監督、脚本 ジョシュア・グランネル



あ、意外とちゃんとしてる、というのが観た後の率直な感想でしたね。

ホラーコメディ、みたいなキャッチコピーがあったので、もっと滅茶苦茶やってるのかな、と思ったんですが、至極普通にサイコスリラーで、幾分拍子抜けした、というのはありました。

まあ、映写技師のじじいのキャラが笑えるとか、細かな悪ふざけはあるんですが、コメディってほどではない、といった感触。

うまいな、と思ったのは、偶然防犯カメラが捕らえた凶行シーンが、フィクションにしてはリアルすぎる、と観客から絶賛をあびる展開。

さて、これは、よりショッキングなものを求めがちなホラー映画ファンに対する強烈な皮肉なのか、アンチテーゼか。

終盤、認められる快感に酔いしれた主人公が、現実丸ごとフィクションにすりかえてしまおうと、ある行動に出るシナリオは秀逸だったと思います。

それこそが、ホラーファン究極の喜びでしょう、といいたげな狂気渦巻く描写は、ちょっと予想外でしたね。

思わぬひろいもの、と言った印象。

監督は、実はホラー嫌いなの?と思わずかんぐったりしたくなる、なかなかの秀作だと思います。





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