1971年初出 松本零士
奇想天外社



<収録短編>
銀河鉄道の夜
ネアンデルタール
大魔女王第3紀
大サルマタケ博物史
ヤマビコ13号

私が読んだのは倒産した奇想天外社から発行されていた単行本。

上記のリンクはkindle版ですんで収録短編が同じなのかどうかはわかりません。

これといって突出した短編はないんですが、やはりなんと言っても注目は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を漫画化していることでしょうね。

999と銀河鉄道の夜がどのような関係性にあるのか、詳しくはないのですが、 あふるる叙情は他の松本作品とはまた別物、といっていいファンタジックな美しさの発露があり、さすが賢治、と唸らされるばかり。

999を描く上で着想のヒントになった、という事なのかもしれませんが、これを読む限りでは別物ですね。

賢治の作品を松本零士の筆で再現する、という試み自体が私には非常におもしろく感じられました。

あとは「大サルマタケ博物史」があまりにもばかばかしくてあたしゃ好きです。

999ファンは一読の価値あり、かもしれません。




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