中国/香港 2014
監督 クラレンス・フォク
脚本 セット・カムイェン



今回は潜入捜査官だぜ、アニキ、って、まあその、そこはもうつっこみますまい。

なんだか新作とは思えないプロットでストーリーでキャラたちなわけですが、孫悟空とかやられるよりはこっちの方がまだいい、と無理矢理自分を納得させることにします。

無精ひげにタトゥーなドニーイェンがなんだかワイルドでかっこいいです。

歳相応に見えない若さをいつも見せつけてくれるドニー兄貴なわけですが、あ、こういうキャラもいいかもね、と思ったりしました。

ダークヒーローとか強烈な悪役とかも似合うかもしれない、と夢想したり。

見どころはやはり終盤のカーチェイスから、路上での派手な格闘シーンの流れでしょうね。

今回も「導火線」の路線を踏襲するかのようにMMAな動き全開です。

あえて力学を無視したワイヤーアクションをやらないように意識したのかどうなのかわかりませんが、あ、さらに進化してる、と私は思いました。

もうほとんど生で総合格闘技見てるのと変わらない。

導火線の時の動きをさらにブラッシュアップして、いかにリアルに見せるか、に腐心したように感じました。

これは凄いことだと思います。

もしですよ、突き詰めていった結果が、路上のケンカを誰よりももっともらしく見せることだったのだとしたら、これはなんというパラドックスなのか、と私は思ったりしましたね。

いやまだ結論は出せませんけどね。

不自然なラスボスを用意しなかったのも賢明だったと思います。

生身の逮捕劇、と言う意味では、わざとらしさが軽減した。

それが物足りない、と言う人もいるんでしょうけど。

同じアクションを繰り返さない、と言う意味では高く評価されるべきだと思います。

多分映画そのものの質は大きく変わらないまま今後も推移していくんでしょうけど、ドニーのアクションはいったいどこまで行くのか、それを最後まで追いたい、という気持ちはさらに大きくなりましたね。

ファンなら納得の1本だと思います。





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