アメリカ 1983
監督 ジョン・カーペンター
原作 スティーブン・キング



呪われた車を手に入れてしまった車オタが徐々に人格を豹変させていく様を描いたある種のオカルトホラー。

なんとなく激突!を思い出したりもしたんですが、本作の場合、主眼が置かれているのは魔の宿った車そのものであり、その魔にみいられた主人公なので、こりゃまた別物か、と考え直したり。

つまり、それほどに意思を持たないはずの車が襲い来るシーンが真に迫って怖かった、という事ですね。

プロット自体は単純だと思いますし、どちらかといえばドラマ向けの題材では、などと思ったりもするんですが、そこをカーペンターは上手に映画栄えするように撮ってますね。

話題になった車が自己修復するシーンも見どころのひとつですし、地味にならないよう派手な見せ場もいくつか用意されてます。

しかし、つくづく車は凶器だな、などと見当違いな感想を抱いたりもしました。

はい、掌にのせられちゃってます。

なんだかわからないけどこの車はやっぱり生きてるわ、と絵で説得できたことが本作の凄みでしょうね。

特にエンディングの、どことなくおかしさも漂うブルドーザーとの対決は、今にも車がしゃべりだしそうな生々しさがありました。

格別突出した作品、というわけでもないですが、ドラマ作りのうまさもあって、退屈しない一作だと思います。

深夜、なにげなく見てたらついつい最後まで追っちゃって夜更かししちゃうのはこういう作品だな、と思いましたね。

それにしてもアーニー、うーん、救われない・・・。





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