1994年初版 水木しげる
小学館ビッグコミックスゴールド 全4巻



今はなきビッグコミックゴールドに連載されていた短編を集めたもの。

水木先生ご健在、と言う感じですね。

70代でこれだけ描ける、ということにまずは驚くべきかもしれません。 

もうこの脱力感というか、やる気のなさというか、これ物語なのか?と思わず疑いたくなってしまういきあたりばったり感は本当に独特。

なんだこれわけわかんね、という感想を持つ人も多いかと思いますが、これぞ水木しげる。

ちょっとぐらい変節しててもいいのに全然変わらないんだから。

淡々と摩訶不思議に破綻するおもしろさ、とでもいいますか。

まあ理解されがたいとは思いますが。
 
つくづく読者を選ぶ漫画家だと思います。

なのに国民的、という、いやほんとわけがわからない。
 
価値観がひっくりかえりそうになりますね。

微妙に狂気を孕んでる気すらします。

誰にも描けません、こんなの。

うん、あえて言おう、こりゃ快作だと。




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