アメリカ 1997
監督 ギレルモ・デル・トロ
原案 ギレルモ・デル・トロ、マシュー・ロビンズ、ドナルド・A・ウォルハイム



まあジャンル映画っちゃあジャンル映画なんですが、あ、うまい、と思える部分がいくつかあって、さすがはデル・トロ、といったところでしょうか。

まずこんな作品には出てこないだろう、と思われる靴磨きのおじいさんと発達障害っぽい少年を配置するのも個性的だと思いますし、デブの警備員のキャラもいい。

後半、地下に閉じ込められた4人のサバイバルスリラーになってるのも緊迫感あってよし。

色々回収されてないものもあるなあ、と思ったりもするんですがそれもユダの血統の不気味さで帳消しですかね。

地下鉄のホームで擬態を解き、飛んでくるユダの血統を見た瞬間、私は、ああっ、と声が漏れてしまいました。

普段掌でつぶれちゃうようなもんがね、ばっさばっさと飛んできて人をさらう、ってのはやっぱり怖いですよ。

昆虫のどこか無機的な薄気味悪さを上手に絵にしてると思います。

テーマは陳腐ですが優れたエンターティメントとして、私は好きですね。





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