アランパーソンズプロジェクト、といえば80年代のイギリスのシーンを牽引し、遠くアメリカのミュージシャンにも影響を与えたグループとして有名なわけですが、なぜかプログレ界隈でも話題になったミュージシャンで、主に評価が集中してるアルバム、とされるのがこの1st、Tales of Mystery & Imagination。



実は私、プログレ好きながら、このアルバムに全くぴん、ときてません。

エドガーアランポーの小説世界をモチーフに作られたコンセプトアルバムなんですが、メロディに瞬発力がないし、暗いだけでどこを見ようとしてるのかよくわからない定まらなさ、みたいなものを感じてしまったんですね。

フレーズのリフレインがくどい、と思った時点で私にとっては琴線に触れることなく棚の肥やしでした。

私がこのユニットを本当に凄い、と思ったのは実は有名なこのアルバム。



決してややこしいことをやってるわけじゃないんですが、ポップさの中に光るセンスがもう尋常じゃないんです。

聴きやすさと同居したアーティスト性、とでもいいましょうか。

オーケストラをしたがえたことも話題になったsilence and Iは必聴の名曲だと思います。

洗練度がもう段違いなんですね。

プログレにコールバックするものはあまりない、とは思いますが、1stとはグレードが違う、と私は感じました。

この作品の周辺のアルバムは全部完成度高いです。

あからさまに失速したのはstereotomyからか。

私にとって、プログレ的でない部分で大好きになってしまった不思議なバンド。

ポップグループとあなどれない才気があるのは間違いないです。 

むしろプログレ云々考えないほうがすんなり評価できる気がしますね。



music