2002年初出 永井豪
講談社マガジンZKC 全4巻



70年代、ぼくらマガジンに連載され、雑誌の休刊とともに未完になっていた同タイトルのセルフリメイク。

オリジナル版はプレデビルマンといった趣がありましたが、本作でもそれは同じ。

登場人物こそ増えはしたものの、大筋で設定に大きな改変はなし。 

ただやはり時代のせいもあってか、神と悪魔の最終戦争、というテーマ自体が古くさく感じられる、ってのはどうしたってあるんですね。
 
特に1巻の展開なんて創意工夫のないRPG並みにありがち。

2~4巻にいたってはほとんど物語の体をなしておらず、故にエンディングもだからどうした、の世界。
 
手を出すべきではなかった、というのが正直なところでしょう。

永井豪自らが作り上げた世界観の延長であることは間違いないんですが、30年の間にそのフォロワーたちがこの手のジャンルを骨の髄までしゃぶりつくしてしまった感があり、結果オリジネイターの登場もかすんでしまった、というのが実状でしょう。
 
精緻に描かれたダンテの造形だけは昭和版より迫力があって良い、と思いました。

ファン向けでしょうね。



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