1994年初版 石川賢
リイド社SPコミックス



やはり注目すべきは表題作の新羅生門でしょうね。

平安時代の羅生門を舞台に、陰陽師と魔物の戦いを描いたオカルトバイオレンスは当時の陰陽師ブームに触発された風を装いながらも虚無戦記シリーズに連なる「次元兵器ドグラ」との戦いを裏テーマにしていて、とても興味深いです。

もし虚無戦記年表を作るなら、この作品が最も古い時代のもの、となるのかもしれません。

ちょっとドグラが他の作品に比べて軟弱な気もしないでもないですが、ファンなら必読でしょうね。

他の収録短編に格別突出したものはなし。 

新羅生門は後に発売された講談社文庫版にも再録されてますんで、どちらでチェックしても大丈夫かと。



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