1991年初出 麻宮騎亜
講談社アフタヌーンKC 全3巻



全裸の女性がいきなり空から降ってきて、地球制服などと口走るという、いかにも80年代の残滓を引きずったSF。

私の勝手な想像ですが、この作品、最初は笑いをまじえつつもシリアスな侵略SFにしようとしていたのではないか、と思うんですよ。

妙に設定やルールが細かく作り込まれてましたし。

それがなぜか途中からすべてをご破算にするかのごとく、毎回シチュエーションを変えてパロディやらドタバタやら完全にギャグ漫画。

どういう心境の変化があったのかわかりませんが、肝心なのはその変節の結果がさしておもしろくない、ということ。

ありていにいうならギャグの質が古い。

もうね、少年ジャンプ時代の江口寿史で止まっちゃってるんです。

なぜあえて91年にこれを、というのが私にはさっぱりわからなかった上、まるで笑えなかったんで、なんの評価もできない、というのが本音。

OVA化されている上に続編のシリーズも描かれているんでそれなりに人気はあったんでしょうが、私にとっては理解の外側ですね。

ファンの方々の間で楽しまれるのがよろしいかと、はい。



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