1975年初出 石ノ森章太郎
双葉文庫 1巻(全2巻)



プレイコミックに連載された艶笑コメディ。

吸血鬼族の女の子の男漁りの日々を描いた作品なんですが、なんと言えばいいのかもう、全てがいい加減で。

同族の子孫を増やすために主人公のパイラちゃんはベッドのお相手を常に捜し歩いてるんですが、いや待て、そもそも生まれてくる子供はハーフなんじゃねえのか、それを同族の子孫と言えるのか?というつっこみが前提として容易に成り立ってしまうわけで。

ルール作りも適当。

パイラちゃんと寝たらその後死ぬ、と言ってみたり、精気を吸い取るだけと言ってみたり。

あまり露骨に書きたくはないですが、石ノ森先生、描き殴りじゃねえっすかこれ、と。

もう、本当になにもかも雑すぎて。

マンガでお色気シーン、エッチなシーンを提供する、というニーズにのみ答えた凡作でしょうね。

まあ、この頃のプレイコミックは他の漫画家先生方も似たような作品を提供されてますし、それが誌風だったんだと推察しますが、それにしてもこりゃひどい。

なぜこの作品をわざわざ97年に文庫化したのかよくわかりません。

なにか当時を知る人だけが共有する、私の知らない特異な価値でもあったんでしょうかね。 

個人的にはファンでもきついんじゃないか、と思います。



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