2014年初出 久慈進之介
講談社ヤンマガKC 1巻(以下続巻)



テロ組織によって、世界中の海に沈められた窒素爆弾を除去するために命をかける、爆弾処理班の活躍を描いた近未来SF。

えーまず大前提としてですね、そんなコストのかかる非効率なことをテロ組織はやらない、と私は思うわけで。

そこまで潤沢な資金と人材があるのなら、もっと効果的で簡単にやれることが他にいくらでもあるだろう、と。

早い話が舞台設定、SFでもファンタジーでもない、御伽噺なんですね。

なにを描きたかったのかは説明されなくてもすぐにわかります。

でもね、描きたいことばかりが先行して物語世界の構築が安普請になってしまっちゃあ、ダメだろうと。

やたら悲劇的に、ショッキングに煽ろうとするシナリオ展開もいただけない。

セオリーというのは、きちんと踏まえることができてこそ、踏み外すことも許されるわけで。

柿崎正澄が調子を崩したみたいな絵柄もあまり好きになれない。

うーん、私は評価できないですね。

今時といえば今時な漫画なのかもしれませんけどね。



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