カテゴリ:▶ 漫画 > 手塚治虫

1973年初出 手塚治虫アニメ版のミクロイドSは、ミクロなヒーローを立脚せんとする勧善懲悪を強調した作品でしたが、原作に当たる本作は昆虫が一斉に人類を攻撃しだしたらどうなるか、という仮想を描いたパニックSFの傑作だったりします。 これを原作のまま実写映像化して欲 ...

1973~82年初出 手塚治虫主に少年ジャンプに掲載された短編を集めたもの。表題作であり、自伝的内容である「ゴットファーザーの息子」がやはり一番良くできているか、と思うんですが「ずんべら」も学園推理ものの先駆けのような内容で、思いのほか秀作。これが続いていたら ...

1973年初出 手塚治虫人間を超人化する魔法の木の実を巡って、3人の中学生が、それぞれのエゴから禁忌をやぶって世界を破滅に導こうとする、という内容の学園もの風なSF。創世記にでてくる知恵の木の実を元ネタに発展させたか、と言った内容で、まあ、悪くはないんですが正 ...

1973年初出 手塚治虫あまりにも有名すぎるこの漫画に一体何を書けばよいのか、といった感じではあるんですが、久しぶりに再読してみて、まるで変わらぬおもしろさに仰天、落涙した次第です。 いやー泣かされた。で、感動した。バカみたいに毎日漫画読んでるスレたオッサン ...

1972~74年初出 手塚治虫何故か近年この「鉄の旋律」をチャンピオンでリメイクして連載している漫画家がいましたが、数ある手塚作品の中で、なにゆえこの「鉄の旋律」なのか、正直よくわからん、といいたくなる水準で本作、微妙な出来だったりします。他に2編の短編が収録 ...

1972年初出 手塚治虫飛行機事故で奇跡的に生還した8人を、亡き者にしようとする存在が・・・というストーリーの運命論的ホラーファンタジー。え、ファイナルデスティネーションじゃないかこれ、と私は大変驚かされました。映画から遡ること約30年前に既にこのアイディア。 ...

1972~82年 手塚治虫主に少年誌を中心に掲載された短編、中編を収録したシリーズ。浅い巻でやたら動物が出てくるので、なるほどそれでタイガーブックスか、と思ったんですがそういうわけでもないみたいです。 統一性のない雑多な内容の作品が収録されてます。 格別コレは ...

1972年初出 手塚治虫テレビの企画が先で、それに準じて先生が漫画化された作品。 テレビ版サンダーマスクはメディア化されず封印された作品として、好事家の話題にのぼりましたが、漫画を読む限りではなんてことのないウルトラマン型のヒーローアクションです。 とはいえ ...

1972~79年初出 手塚治虫表題作「火の山」を中心に4編の短編を収録した1冊。時代劇からサイコキラーなサスペンスまで、多彩な内容ですが、それほど完成度の高いものはなし。 表題作も昭和新山とその観測者三松氏の物語、という題材の珍しさだけで、いまひとつ何が描きた ...

1972年初出 手塚治虫手塚青年マンガの中でも群を抜いて暗くて救いのない一作。戦後の閉塞した村社会で家父長制が生々しく生き残った大地主一家の物語なんですが、作中の、これでもかとインモラルでドロドロの人間関係が目を背けたくなるほど息苦しくて、私は読み進めるのが ...

1972年初出 手塚治虫手塚版お釈迦様の一生なわけですが、各方面の評価の高さとは裏腹に私は、こりゃやっぱり「絵解き」だよなあ、と思う次第です。 先生にしか描けなかったブッダ、では決してないように感じるんですね。 仏典に伝えられるものとの違いはもちろんいくつか ...

1971年初出 手塚治虫ある日、鳥類と言う鳥類の知能が一斉に高まり、人類を攻撃しだしたら、という物語。最終的に人類は抵抗もむなしく地球の支配層としての地位を奪われ、家畜と化し、主従は逆転、さて地球の歴史はどうなっていくのか、を連作短編形式で描く。 SFマガジン ...

1970~73年初出 手塚治虫主に小説サンデーに掲載されたショートショート集。 漫画でショートショートって珍しいと思うんですが、これが実に良くできていて驚き。「反射」の巧みさや「紐」のナンセンスさはお見事の一言。 一番おもしろかったのは「刑事もどき」なんですが ...

1967年初出 手塚治虫おそらくこのシリーズが私のマンガにおけるSF原体験。初めて読んだのは多分小学校高学年ぐらいのころだったと思います。 卑弥呼や武家社会を描いた作品は子供の脳味噌では理解できない歴史観に混乱させられ、ぴんとこなかったんですが、食い入るように ...

1970年初出 手塚治虫だいたい先生の青年向き漫画は半分ぐらいが暗すぎてしんどい、と私は密かに思ってたりするんですが、その中でも例外的にやたらとおもしろいのが本作だったりします。 モンモウ病という謎の奇病をでっち上げてその正体にジリジリ迫っていくスリリングな ...

1970年初出 手塚治虫異色の性教育漫画、などと言われたりしてますが、そんなご大層なものでもなし。多分後づけで誰かが言ったんでしょうね。 愛情に恵まれない子供時代を送り、屈折した青年になってしまった主人公が、何故か人知を超越した存在の力で「罰だ」とばかり、時 ...

1970年初出 手塚治虫作品のテーマ、シナリオ構成とも、後に発表される「鉄の旋律」と非常に似通ったものがあり、違いがあるとすればこちらの方がいささか救いがあるか、ってことぐらい。ああこりゃ低迷期の作品だなあ、って感じです。何故同じネタを2度やったのか、よくわ ...

1970年初出 手塚治虫初期の名作「地底国の怪人」のセルフリメイク。何とか時代にそぐうようにもっともらしくあれこれ装飾、改変がなされてますが、地底探検、というプロット自体が焼き直すにはまだ早すぎたような気もします。 もちろんオリジナルよりあらゆる面でグレード ...

1970年初出 手塚治虫周りの人間を模倣することによって世の中を器用に渡っていく女の遍歴を描いた異色の人間ドラマ。 過分に70年代的。結局何が描きたかったのかよく分からない、っては正直ありますね。 マキャベリアンとしてたくましく生きていく女を描きたかった、と ...

1970年初出 手塚治虫透明人間になり損なった半透明人間を主役にしたダークヒーローものなんですが、悪徳を行使するスリルを上手に描き損なった、ってなところでしょうか。 主人公アラバスターが何を考えているのかいまいちよくわからない、というのはあるんです。 とりあ ...

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