カテゴリ:▶ 漫画 > └少女漫画

1977~80年初出 花郁悠紀子秋田漫画文庫<収録短編>白木蓮抄不死の花百の木々の花々緑蔭行路それは天使の樹幻の初恋SFの人か、と思っていたらなんでも描ける人で、あらためて驚かされた、ってなところでしょうか。能を題材にした幻想的な作品から、民間伝承を小道具に時間 ...

1977~80年初出 花郁悠紀子 秋田漫画文庫<収録短編>フェネラ昼下がりの精霊水面に咲く風に哭く伝説の女流漫画家、花郁悠紀子のSF系の短編ばかりを集めた作品集。いや、正直唸らされましたね。 表現手法は当時の少女マンガの様式に沿ったものなので、ページを開いて即拒絶 ...

1990~91年初出 山岸 凉子集英社YOUコミックス<収録短編>パイドパイパー蜃気楼負の暗示サイコサスペンスの秀作といっていいのが表題作「パイドパイパー」作者らしい鮮やかな手際の一作。「蜃気楼」は過去さんざんあったパターンの、男と女のドロドロを狂気に着地させるサ ...

2000年初出 山岸 凉子潮出版社希望コミックス未来を予見する能力を持つ白眼子と呼ばれる盲目の男の物語。 舞台は戦後の北海道でストーリーは白眼子に拾われた少女の目線で進行していくんですが、当時の世相や風俗、文化の描写が恐ろしくリアルで舌を巻く。 北海道の地域史 ...

1995年初出 山岸 凉子潮出版社希望コミックス今はなきコミックトムに掲載された作品。 呪われた場所に足を踏み入れた男女7人を襲う怪異を描いた作品なんですが、忌まわしさ、おぞましさはまさに山岸涼子、と思うものの、またこのパターンか、といった印象も否めず。 過去 ...

1986年初版 山岸 凉子角川書店全集9<収録短編>馬屋古女王神かくし「馬屋古女王」は日出処の天子の後日譚とでも言うべき番外編。 聖徳太子の末娘であり、その異形性を最も色濃く受け継いだ薄弱児、馬屋古を巡る物語なんですが、これがもう半端じゃなくおもしろい。 日出 ...

1986年初版 山岸 凉子角川書店全集17<収録短編>ゆうれい談読者からのゆうれい談あやかしの館汐の声全集なのであたりまえですが収録作品が過去に出版された単行本と重複。単行本初収録はおそらく「ゆうれい談」「読者からのゆうれい談」のみ。 「ゆうれい談」はごく初期の ...

1986年初版 山岸 凉子角川書店全集16<収録短編>海の魚鱗宮狐女籠の中の鳥鬼来迎夜叉御前八百比丘尼全集なのであたりまえですが収録作品が過去に出版された単行本と重複。多分単行本初収録は「海の魚鱗宮」「狐女」「八百比丘尼」だと思うんですが、自信なし。表題作「海の ...

1987~89年初出 山岸 凉子角川書店あすかコミックス<収録短編>コスモス死者の家奈落銀壺金鎖夜の虹「コスモス」「死者の家」は男の浮気を題材に壊れていく家庭や人を描いた短編。似たような話が過去いくつかあり、既視感を覚えることしきり。 「奈落」のテーマは兄弟間の ...

1987年初出 山岸 凉子角川書店あすかコミックス<収録短編>わたしの人形は良い人形黄泉比良坂星の素白き花束の若い頃読んで震え上がったのが表題作「わたしの人形は良い人形」。 あらためて読み返してみても変わらず背筋にぞわぞわくるものがあって、これはもう本当に怖い ...

1987年初版 山岸 凉子 角川書店あすかコミックス<収録短編>瑠璃の爪鳥向楽海底よりある夜に木花佐久夜毘売あらら内輪話「瑠璃の爪」は常世長鳴鳥とほぼ同じ内容。無意識の悪意に焦点を当てている分、こちらのほうが重厚か。「鳥向楽」は仏教的世界観を地球の創世から人の ...

1988年初版 山岸 凉子角川書店あすかコミックス<収録短編>グリーンフーズキメイラ月の絹パエトーン「グリーンフーズ」は落ちぶれた子役が容姿の冴えぬ妹の美声を利用して兄弟デュオとして再起をはかろうとする物語。 各人のエゴやら悪意やらが錯綜する作者らしい嫌な一作 ...

1987年初版 山岸 凉子角川書店あすかコミックス<収録短編>常世長鳴鳥青海破副馬天沼矛水煙時じくの香の木の実「常世長鳴鳥」は体が弱く美しい姉と健康だが凡庸な妹の愛憎劇を描いたサスペンス。過去に似たようなテーマの短編がいくつかあったような。お得意のやり口かと。 ...

1985年初版 山岸 凉子秋田書店ボニータコミックス<収録短編>黄泉比良坂クリスマス海底よりシュリンクスパーン幸福の王子「幸福の王子」が花とゆめコミックス刊「ひいなの埋葬」に重複収録。「黄泉比良坂」は見えざる不可視の存在を、不可視の存在の側から描いた秀作。あま ...

1980年初版 山岸 凉子白泉社 花とゆめコミックス 全11巻どちらかと言えば短編の名手だという認識があるんですが、それすらさしおいて本作は歴史改変もの不朽の名作長編だと思う次第。舞台は大化改新以前の日本で主人公は聖徳太子。よくまあこんなプロットが花とゆめで通っ ...

1983年初版 山岸 凉子小学館フラワーコミックス<収録短編>あやかしの館化野の夜叉御前汐の声ある夜にホラーっぽい作品を集めた短編集。やはり突出しているのは「汐の声」か。これは怖いです。いやもう半端じゃなく怖い。いい大人が読んで「ギャッ」と悲鳴を上げそうになる ...

1981年初版 山岸 凉子朝日ソノラマサンコミックス<収録短編>赤い髪の少年だれかが風の中で学園のムフフフネジの叫びクリスマス「クリスマス」がボニータコミックス「黄泉比良坂」に重複収録。「赤い髪の少年」はジュールルナール原作の「にんじん」をマンガ化したもの。さ ...

1980~81年初版 山岸 凉子朝日ソノラマサンコミックス<収録短編>鬼来迎籠の中の鳥恐怖の甘い物一家ダフネーメデュウサ作者らしいといえばらしいんですが、あまりにむごくて後味の悪い大傑作が「鬼来迎」。人の心の闇とはなんと深くて救われぬものかと戦慄することしきり。 ...

1980年初版 山岸 凉子朝日ソノラマサンコミックス<収録短編>ハーピー雨の訪問者ウンディーネストロベリーナイトナイト表題作だけあってとてもよくできた短編なのが「ハーピー」。 妄想なのか、現実なのか、読者を煙に巻く手法はお見事。現実に潜む狂気の描き方が秀逸。  ...

1980年初版 山岸 凉子朝日ソノラマサンコミックス <収録短編>天人唐草キルケー夏の寓話悪夢駄作なしの傑作短編集。 表題作「天人唐草」は人が狂気に至る構造を、厳格な家庭に産まれた1人の女性の少女時代からじっくり描いた傑作。 重いし救いのない話ではあるが、まさ ...

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