カテゴリ:▶ 漫画 > ├漫画:90年代

1993年初出 イワフチヤスナリ講談社アフタヌーンKC明らかにファントム・オブ・パラダイスが下敷きになっているな、と思われる作品ですが、わかりやすい復讐劇や変身する主人公はアメコミや70年代実写ヒーローもののようであり、ラスボスがあの人という展開は香港映画のよ ...

1998年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス作者の名を世に知らしめた出世作。いかにも「らしい」キャラ設定の特異さや突拍子もない展開と、王道たるラブコメ的アプローチのバランスの良さがヒットの要因か、と思ったりもするんですが、私が優れてると感じたのは ...

1996年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックスでたらめに無軌道で破天荒な浮浪者3人組となぜかその3人とつるむことになる主人公のわけのわからぬドタバタを描いた作品。 タイトルに妙なインパクトがありますが内容はそれほどシリアスでない「青」や「アワヤケ」と ...

1995年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス多分作者、初の長編作品だと思うんですが、これがもう相当狂ってます。冒頭、 ボケて巨大化した婆さんが村を壊しながら進軍。なんだこれ、気の触れた円谷プロかよ、なんの絵なんだよ、と思いきや、主人公はそれを取材す ...

1993年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス毎回6ページから12ページの連作短編集。各話に関連性はありません。多分作者のデビュー作だと思うんですが、これがもう後の著作すべてをぶっちぎる勢いで本当にばかばかしくて私は大好き。 マンガならではの実験作やシ ...

1990年初出 滝沢一穂/近藤ゆたかチクマ秀版社江戸時代にウルトラマンを放り込んだらどうなるか、この作品がやってるのはまさにそれ。試みは非常におもしろい、と思います。ありそうで意外となかったプロットでしょうね。ただですね、肝心の江戸時代の描写がちょっとラフすぎ ...

1990年初版 秋恭摩徳間書店SCスペシャル 全6巻来留間慎一が改名して秋恭摩に。なにか思うところあって心機一転、だったんでしょうけど、やってることは「魔神伝」の頃とほぼ変わってません。本作、近未来を舞台とした、魔物狩りを生業とするDACなる組織と、召還プログラム ...

1995年初出 五十嵐大介河出書房新社九龍コミックス 上、下短編集と言うよりは、ショートショート集。この手の作品は昔、奇想天外だとかSFマンガ競作大全集だとかでさんざん読んだような気も。何となく坂口尚の初期を思い出したり。 オチらしいオチもなく、感性に訴えかけ ...

1993~00年初出 五十嵐大介講談社アフタヌーンKC作者最初期の短編集。これが「魔女」にも及ぼうか、という良作がいくつか収録されていてなかなか侮れません。 私が、おおっ、と思ったのが「熊殺し神盗み太郎の涙」。川の中にたくさんの瓶が沈んでいるシーンは軽く鳥肌もの ...

1997年初出 園田健一講談社アフタヌーンKC 全7巻日本のアニメにおける伝統芸ともいえる巨大ロボットものを作者流に再構築してみせた力作。私が感心したのはそのSFマインドの豊かさ。反重力エンジンにナノテクノロジー、軌道エレベーターと、恐らく膨大な設定資料集が背後に ...

1996年初版 吾妻ひでおちくま文庫やっぱり私は失踪日記以前の吾妻ひでおのマンガに適性がない、とつくづく思った次第。おもしろくないわけではないんです。興味深い部分がないわけではない。しかしそれらを全てを飛び越えて、ひきつけられるものがない。 熱心なファンも大 ...

1996年初版 吾妻ひでおハヤカワ文庫 全3巻メジャー誌からドロップアウトし、青年誌やマニア誌に活躍の場を求めていた頃の作品を集めたもの。まあ率直に言って、これを楽しめるのは古くからの吾妻ファンか、コアなSFマニアぐらいではなかろうか、と思います。SFパロディ調の ...

1991年初出 麻宮騎亜講談社アフタヌーンKC 全3巻全裸の女性がいきなり空から降ってきて、地球制服などと口走るという、いかにも80年代の残滓を引きずったSF。私の勝手な想像ですが、この作品、最初は笑いをまじえつつもシリアスな侵略SFにしようとしていたのではないか、と ...

1994年初出 麻宮騎亜集英社コミック文庫 1~4巻(全8巻)スチームパンク+少年探偵の空想科学冒険活劇ってなところ。 物語の世界観が本当に読んで字のごとくスチームパンクそのままで、もう少しひねっても良かったのでは、と思ったりも。さらには、少年探偵の行動様式も古 ...

1995年初版 芦奈野ひとし講談社アフタヌーンコミックスKC 全14巻世界のゆるやかな黄昏を描いた近未来SF。昔読んだときの感想はなんだかぱっとしないなあ、でした。 地味にホームドラマでヤマなしオチなしか、と当時は思ったんですが、今回、一気に14巻まで通読してその認 ...

1999年初出 あさりよしとお白泉社ジェッツコミックスウルトラジャンプに連載された少年探偵ものならぬ、少女探偵もの。で、往年の探偵小説のパロディであり、コメディです。 着眼点は悪くないと思うし、実際ばかばかしくて結構笑いました。各話の元ネタになっているのは何 ...

1992年初出 あさりよしとお白泉社ジェッツコミックス91年頃の有害コミック規制騒動に反発して描かれたマンガで、少年誌のエロの限界に作者は挑戦するつもりだったらしいんですが、誰にもそうと気づいてもらえなかった、と後述されてる笑える1冊。 まあエロく描こうと思え ...

1991年初出 あさりよしとお講談社パーティコミックス 全11巻黄金バットの造形をそのままいただいて不老不死な無敵の超人の主人公とした脱力系SFコメディ。 いかにもあさりよしとおらしいだらだらとした日常に非現実な展開が楽しいです。ワッハマンが一言もセリフを発する ...

1990年初出 永井豪/石川賢徳間書店キャプテンコミックス全7巻いわゆる「ゲッターロボ・サーガ」と呼ばれるシリーズの中核を担う作品。順番としてはゲッターロボ、ゲッターロボGに続く3作目、となります。このあとに真ゲッターロボ、ゲッターロボアークが発表されてシリーズ ...

1999年初出 石川賢小学館ビッグコミックス 全2巻西遊記を下敷きに、孫悟空を異形の怪物に見立てた終末SF。プロットにさほど目新しさはないんですが、石川賢の精緻な作画が描く孫悟空という名の化け物は、作者ならではの忌まわしき暴力性に満ちていたように思います。こうい ...

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