カテゴリ: ▶ 漫画

2010年初出 押切蓮介幻冬舎バーズコミックス 全2巻すべての著作を追っているわけではないんですが、おそらく作者の最高傑作と言っていい一作なのではと確信する次第。いわゆるホーンテッド・ハウスものなんですが、この作品がすごかったのは、ホラーのセオリーどおり転居し ...

2014年初出 中平正彦集英社画楽コミックス 1巻(以下続刊)ある日突然、町を覆った奇妙な壁の内側で、得体の知れない怪物達と生き残りをかけて戦う羽目になる高校生を描いたSFバイオレンス。物語のお膳立てだけに着目するなら、どこか「ハカイジュウ」と似ていたりもします ...

1990年初出 小池一夫/叶精作集英社ビジネスジャンプコミックス 全34巻美術界の闇と戦う天才的美術品鑑定家、柳宗厳の暗躍を描いたクライム・アクション。簡単にまとめてしまうなら、小池一夫お得意の手口、それこそ傷負い人ぐらいから(I・餓男から、と言ってもいいかも) ...

2015年初出 とりのなん子講談社イブニングKCDX 上、中(全3巻)モーニング誌上で15年以上もの長期連載を誇るエッセイ「とりぱん」で知られた作者、初のオリジナル長編。よく知ってる漫画家のつもりだったんですが、いざページをめくってみて軽く違和感、こんな絵を描く人だ ...

2002年初出 小田扉太田出版架空の街、江豆町に暮らす人達の奇妙な風俗や生活習慣を描いた虚構SF。やりたかったことはわかります。ギャグの文脈で仮想現実っぽいことをやらかして、それをシュールな笑いに変えたかったんでしょうけど、まあ、こういうのってやっぱりなかなか ...

2001年初出 小田扉実業之日本社マンサンコミックス1話8ページほどの連作刑事ものコメディ。まあ、ベタといえばベタです。作者らしい、というより、刑事ネタでギャグ漫画やるならこういう感じにせざるを得ないだろうな、って感じ。小田扉独特の間、オチてるのかオチてないの ...

1999年初版 永野のりこアスペクトコミックス「GOD SAVE THE すげこまくん」や「電波オデッセイ」で名を馳せた作者の、実体験をもとにした育児エッセイ。普通に可愛くて微笑ましいです。初めて子供を授かったお母さんの混乱ぶりやドタバタは読んでて楽しいですし、のんちゃん ...

2000年初出 石川賢小学館ikkiコミックス蒙古帝国の大船団(文永の役)に戦いを挑む、謎の暗殺者集団を描いた仮想歴史群像劇。元寇の裏側には実はこんな連中の暗躍があった!って、作者はやりたかったんだろうと思うんですが、うーん、やっぱりね、毎度のことながら緻密な舞 ...

2010年初出 道満晴明小学館ikkiコミックス 全3巻8ページほどのショート・ストーリーを39編収録した短編集。各話に関連性はなく、それぞれが独立した内容となってますが、しいていうならニッチな趣味であったりマイノリティーに焦点を当てたお話が多いように思います。ギャ ...

2012年初出 三部けい角川書店コミックエース 全8巻ベースにあるアイディアはバタフライ・エフェクト(2004)と同じだと思うんです。本作では「再上映」という言葉で過去への時間遡行を表現してますが、成人である主人公の意識がそのまま過去の自分に憑依する仕組みも映画と ...

2017年初出 浅野いにお小学館ビッグコミックスああ、浅野いにお、疲れてるなあ、とつくづく思いましたね。まあ、自叙伝的内容と捉えていいんでしょうけど、はっきりいってこんなこと描かなくていいし、漫画化しなくていいと私は考えるわけです。でも本人は描かなきゃ進めな ...

2017年初出 佐藤洋寿徳間書店ゼノンコミックス 1巻(以下続刊)前作、スズキさんはただ静かに暮らしたいから一転してホラー。いわゆるヴァンパイアもので、主人公である女吸血鬼に使役される少年の悪夢を物語の軸としてストーリーを進めていきたい様子ですが、これがねー、 ...

2016年初出 横尾公敏幻冬舎バーズコミックス 1巻(全2巻)タイトルにハートを奪われた、ってのはありますね。なんせ仏像+パンクだし。いまだかつてここまで畑違いなものをくっつけて敬虔をあざ笑った書名があっただろうか!とあたしゃ軽く震えたほど。これがインディーズの ...

2014年初出 吉川景都少年画報社YKコミックス 1~2巻(以下続刊)戦前の東京を舞台に、奇獣と呼ばれる「あやかし」を売る謎の商人と、帝大生である主人公の奇妙な関わりを描いた作品。悪くはないです。悪くはないんですが、やっぱり既視感が強い。「奇獣」と呼称を変えちゃあ ...

1986年初版 板橋しゅうほう東京三世社マイコミックス 全2巻人類が地球以外にも居住領域を広げた宇宙時代を舞台に、アルハザード奇脳本と呼ばれる生きている本をめぐる駆け引きを描いたアクションSF。なんせ宇宙ステーションで錬金術なんて単語がいきなり飛び出してくるのだ ...

1984年初版 板橋しゅうほう東京三世社マイコミックス表題作を含め小編を挟んで3編で構成された短編集。「パパキングママジェット」は著者らしいSFアドベンチャー。オチを含めさほど突出したものはないんですが、随所でSFファンをくすぐる仕掛けがあり、ニヤリとさせられま ...

1982~96年初出 板橋しゅうほう大都社表題作を含めた4編で構成された短編集。「That's荒神」は少年キングに連載された作品らしいんですが、2回分の掲載だけで何故か終わってます。もちろん未完。打ちきりなのか作者の事情なのかわかりませんが、呪術的世界観を近未来に再 ...

1981~89年初出 板橋しゅうほう集英社ジャンプスーパーエース第21回手塚賞に準入選した「ラッキールートへランナウェイ」を含む短編集。およそ10年に及ぶ間に発表された短編が収録されているので、作品ごとに大きく絵柄や作風が違うし、特に「ラッキールート~」なんて別 ...

1976年初出 板橋しゅうほう東京三世社シティコミックス作者のデビュー作を含む最初期の単行本。宇宙規模で伝奇的だわ、異星人は飛来するわ、ベムは大活躍するわ、時空は超えるわ、人類の命運はかかってるわで、とんでもないスケールのSFアクションなのは間違いないが、ま、 ...

1986年初版 板橋しゅうほう潮出版社希望コミックス 全7巻あまりにも漫画好きの口の端にのぼることが少なくて悲しい限りなんですが、80年代のSFファンタジー、冒険SFの中でも確実に3本の指に数えられる傑作、と私が確信しているのがこの一作。なぜ板橋しゅうほうがそれほど ...

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